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女子テニスツアーのガシュタイン女子(オーストリア/バートガシュタイン、賞金総額22万ドル、クレー)は14日、シングルス2回戦4試合が行われ、今大会限りでの引退を表明していたS・バンマー(オーストリア)が同胞のY・モイスバーガー(オーストリア)に2-6, 1-6のストレートで敗退、そのキャリアに幕を下した。
2007年に自己最高となる世界ランク19位を記録していた31歳のバンマーは当初、今年のウィンブルドンで現役生活に別れを告げる予定であったが、この地元で行われる大会に出場することを急遽決めていた。
9歳の娘を持つバンマーは「これからは休養を取って、家族との時間を楽しみたい。自分の決断に後悔はありません。T・ムスター(オーストリア)のような復帰は、私には起こらないでしょう。」と、復帰の可能性を否定した。
この日の試合では、オープニングゲームでブレークに成功したバンマーであったが、その後は立て続けにモイスバーガーにブレークを許し、ゲームカウント2−3とリードされてしまうと、そこからは一方的なゲーム展開となった。
「たくさんの良いラリーがありましたが、彼女のほうが優れていたというだけです。」と、バンマーはプロとして最後の試合を振り返っている。
2007年のファイナリストであるモイスバーガーは、準々決勝でMJ・マルチネス=サンチェス(スペイン)とベスト4の座を懸けて対戦する。マルチネス=サンチェスはこの日、S・ザラボバ(チェコ共和国)を6-4, 6-2で下し、先週のバスタード大会に続くベスト8入りを決めている。
この他の試合では、P・メイヤー(オーストリア)がP・マーティク(クロアチア)に6-1, 6-4で、D・エチモバがN・ホフマノワに3-6, 6-4, 6-3でそれぞれ勝利、ベスト8進出を果たしている。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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