男子テニスツアーのアトランタ・テニス選手権（アメリカ/アトランタ、賞金総額５３万１０００ドル、ハード）は１８日、シングルス１回戦５試合が行われ、伊藤竜馬（日本）がＭ・ベレー（ドイツ）に7-6 (8-6), 6-4のストレートで勝利、２回戦に進出した。
第１セットをタイブレークの末に先取した伊藤は、第２セットでこの試合唯一となるブレークに成功すると、１時間３８分で世界ランク８４位のベレーを振り切り、自身初となるATPツアー本戦での勝ち星を挙げた。
２回戦で伊藤は、第８シードのＳ・デウバーマン（インド）と対戦する。デウバーマンは、Ｒ・スウィーティング（アメリカ）を6-4, 3-6, 6-4で下し、２回戦に進出している。
ナイトセッションでは、元世界ランク４位のＪ・ブレーク（アメリカ）とＥ・ガルビス（ラトビア）が対戦を行ない、第１セットを落としたブレークがガルビスに5-7, 7-6 (7-5), 6-2の逆転で勝利している。
第２セット第１０ゲームでは４−５でガルビスのサービスゲームと、絶体絶命のピンチを迎えたブレークであったが、ここでブレークバックに成功し逆転でセットオールに追いつくと、第３セットでは先にブレークに成功し３−２とリードを奪った。
３１歳のブレークにとって、今年４月以来となるツアー本戦での勝利となっている。昨年は怪我に泣かされたシーズンを過ごし、世界ランキングを１００位台まで落としていたブレークであったが、ツアー下部大会であるチャレンジャーではタイトルを獲得するなど、今では９１位まで再浮上している。
この他の試合の結果は以下の通り。
Ｇ・ミュラー（ルクセンブルグ） ○-× Ａ・ボゴモロフJR（ロシア） (7), 6-3, 7-6 (8-6)
Ｍ・ラッセル（アメリカ） ○-× Ｄ・ヤング（アメリカ）, 6-0, 6-3
この日はシングルス予選の決勝も行われており、杉田祐一（日本）がＯ・サジョースに6-2, 6-3のストレートで勝利、本戦出場権を獲得している。
今大会の優勝賞金は９万６８００ドル。
（2011年7月19日13時20分）
