男子テニスツアーのアトランタ・テニス選手権（アメリカ/アトランタ、賞金総額５３万１０００ドル、ハード）は１９日、シングルス１回戦７試合が行われ、元王者のＬ・ヒューイット（オーストラリア）が予選勝者のＰ・シモンズに6-4, 6-4のストレートで勝利、２回戦に駒を進めた。
ファーストサーブが決まった時には、８９％と高い確率でポイントを獲得していたヒューイットは、試合を通して３度のブレークに成功すると、１時間３３分で世界ランク４２８位のシモンズを下している。
初めてのメジャータイトルとなった２００１年のＵＳオープン優勝から１０年が経ち、今年で３０歳となったヒューイットは、２回戦でＲ・ラム（アメリカ）と対戦する。予選から勝ち上がってきたラムは、第５シードのＧ・ディミトロフ（ブルガリア）を6-4, 6-4のストレートで破る波乱を演出、初戦を突破している。
またこの日は予選を勝ち上がった杉田祐一（日本）が初戦突破を目指したが、地元期待の若手である１９歳のＲ・ハリソン（アメリカ）に1-6, 6-7 (5-7)のストレートで敗退している。試合を通して１３本ものブレークピンチに直面していた杉田は、ハリソンに２度のブレークを許していた。
昨年のＵＳオープン以来となるツアーレベルの本戦に登場したＲ・ジネプリ（アメリカ）は、Ｔ・ハース（ドイツ）に6-4, 7-5と１時間４４分で勝利している。元世界ランク１５位で２９歳のジネプリは、昨年９月のバイク事故で怪我を負って以来の大会出場となっている。
元世界ランク２位で３３歳のハースも昨年２月に受けた手術からの復帰したばかりであり、５月の全仏オープンが今年初めての試合であった。
この他の試合の結果は以下の通り。
Ｍ・マトセビッチ（オーストラリア） ○-× Ｉ・クニツィン（ロシア） (6), 6-7 (3-7), 6-2, 7-5
ルー・イェンスン（台湾） ○-× Ｍ・バッヒンガー（ドイツ）, 7-5, 7-6 (7-4)
Ｎ・マウー（フランス） ○-× Ｒ・ベランキス（リトアニア）, 7-6 (7-5), 6-2
今大会の優勝賞金は９万６８００ドル。
（2011年7月20日12時07分）
