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モンフィスらシード勢がベスト8に◇ドイツ・テニス選手権

男子テニスツアーのドイツ・テニス選手権(ドイツ/ハンブルグ、賞金総額111万5000ユーロ、クレー)は21日に、シングルス3回戦全8試合を行い、世界ランク7位で第1シードのG・モンフィス(フランス)が、同57位のR・シュティエパネック(チェコ共和国)を6-4, 6-4のストレートで退けるなど、シード勢が揃って準々決勝進出を果たした。

第1セットの第2ゲームでいきなりシュティエパネックにブレークを許して0−2とリードされたモンフィスだったが、第3ゲームですかさずブレークバックに成功するなど4ゲームを連取。その後は両者サービスキープを続けモンフィスが第1セットを先取した。

第2セットは3度握られたブレークポイント全てを切り抜けると、シュティエパネックから1度ブレークを奪い1時間22分で勝利。シュティエパネックとの7度目の対戦となったモンフィスは、5回目の勝利を手中に収めた。準々決勝では同じフランスから第5シードで出場のG・シモン(フランス)と対戦する。

シモンとの対戦へ向けてモンフィスは「同じフランスチームのシモンとの対戦は、かなり厳しい試合になるだろう。お互いを良く知っているからね。きっとベースライン上でかなり走らされるだろうね。」と、手の内を知りあう友人との対戦に気を引き締めていた。

この日、そのシモンはJ・ニエミネン(フィンランド)を7-6 (7-4), 3-6, 6-4のフルセットの末に下しての勝ち上がり。ブレーク合戦となった第1セットをタイブレークの末に制したシモンだったが、第2セットでも3度のブレークをニエミネンに奪われセットオールに持ち込まれた。

勝敗を決める第3セットでは、2度のブレークピンチを全て切り抜けるたシモンがニエミネンから1度のブレークに成功。2時間19分の接戦を制してのベスト8入りだった。シモンはこれで、ニエミネンとの対戦成績を2勝2敗のイーブンにした。

この日唯一のシード対決となった第2シードのJ・メルツァー(オーストリア)と第15シードのF・フォニュイーニ(イタリア)の一戦は、世界ランク12位のメルツァーが同38位のフォニュイーニを6-2, 6-3と71分の快勝で退けた。

昨年の今大会で準優勝を飾っているメルツァーは、この日は自身のサービスゲームではフォニュイーニに1度もブレークポイントを握らせず、各セットで2度のブレークを奪うなど、完璧なテニスを披露しての勝利だった。2年連続の決勝進出を目指すメルツァーは、主催者推薦のC・ステベを7-5, 6-2で下した第8シードのF・ベルダスコ(スペイン)と準々決勝を行う。

その他の試合結果は以下の通り。

N・アルマグロ(スペイン) (3) ○-× P・コールシュライバー(ドイツ), 6-3, 7-5
M・ヨージニ(ロシア) (4) ○-× J・ライスター(ドイツ), 6-3, 6-3
F・マイヤー(ドイツ) (6) ○-× J・モナコ(アルゼンチン), 7-5, 7-5
M・チリッチ(クロアチア) (12) ○-× T・カンケ(ドイツ), 3-6, 6-3, 6-2

今大会の優勝賞金は23万ユーロ。

(2011年7月22日10時14分)
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