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女子テニスツアーのバンク・オブ・ウェスト・クラシック(アメリカ/スタンフォード、賞金総額72万1000ドル、ハード)は土曜日に準決勝を行い、怪我から約1年ぶりに復帰した元女王S・ウィリアムズ(アメリカ)がウィンブルドンベスト4のS・リシキ(ドイツ)を6-1, 6-2のスコアで一蹴し、見事、決勝に駒を進めた。
セリーナは昨年のウィンブルドンで優勝して以来、怪我等で休養を取っており、今大会が復帰後初のアメリカでの大会となっている。またアメリカの大会で決勝に進んだのは2009年3月のマイアミの大会以来のことで、そのときはV・アザレンカ(ベラルーシ)に決勝で敗れていた。
ランキングが169位まで下がっており、ノーシードでの出場となっているセリーナは、決勝で第3シードのM・バルトリ(フランス)と対戦する。世界ランク9位のバルトリは準決勝で第8シードのD・チブルコワ(スロバキア)と対戦予定だったが、チブルコワが腹筋を痛めて棄権を申し入れたため、戦わずして決勝進出を決めている。
チブルコワは、今回の怪我は大会中ずっと続いていたものだと話している。「マリーナ(イラコビッチ)と対戦中はひどい痛みでした。しかし何とか試合をこなすことができました。今朝までにはよくなっていると思ったのですが、医者から悪化を避けるためにプレーを止めるように言われたました。」
チブルコワは今季初めにも腹筋の怪我に見舞われており、マドリードの大会でベスト8入りした後、2大会を欠場していた。
チブルコワは「復帰が早すぎたのかも知れません。このようなことは2度と起こってほしくありません。」と話している。
しかしながらチブルコワはサンディエゴで行われる次の大会に参加する予定としている。
チブルコワは、今回のベスト4入りで、月曜に発表される最新の世界ランキングで現在の19位から16位に上昇するとみられている。「私にとってすばらしい大会となりました。ツアー初優勝ができるかも知れない、とも思っていました。自信がありました。」
一方、勝ったバルトリはこれで今季4度目の決勝進出を決めた。今大会では3度目の決勝進出で、2009年には優勝を飾っている。バルトリは準々決勝の森田あゆみ(日本)戦でも相手の棄権による勝利を収めており、体力を温存できている。
バルトリは「こんな経験は初めてです。でもしょうがありません。ドミニカ(チブルコワ)の棄権は残念でした。明日の決勝はタフな試合になるでしょう。準備をしなければなりません。」と話している。
ダブルスでは、青山修子(日本)/藤原里華(日本)組がこのペアで初となるプレミア大会でのベスト4進出を果たしている。決勝進出を懸けた準決勝では、第1シードのL・フーバー(アメリカ)/L・レイモンド(アメリカ)組と対戦したが1-6, 2-6で敗退している。
今大会の優勝賞金はシングルスが11万1000ドル、ダブルスが3万5500ドル。
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