男子テニスツアーのレッグ・メーソン・テニス・クラシック（アメリカ/ワシントン、賞金総額１１６万５５００ドル、ハード）は１日、シングルス１回戦８試合が行われ、伊藤竜馬（日本）は地元勢のＪ・ブレーク（アメリカ）に3-6, 3-6のストレートで敗退、初戦突破はならなかった。
元世界ランク４位のブレークと対戦した伊藤は、第２セットに１度だけサービスブレークに成功したものの、試合を通して４度のブレークを許してしまい、わずか５６分で敗退となっている。
今シーズン初めには１７０位台まで落ち込んでいた世界ランキングを、今では９０位までにしているブレークは、ランキングにはそれほど興味はないようだ。
２００２年の今大会チャンピオンであるブレークは「もし、そのことを毎日考えているなら、それは株価市場を５分ごとに気にするようなものだよ。上がったり下がったりで、頭がおかしくなってしまうよ。たまに気にするくらいでいいのさ。」と、自らのランキングについてコメントしている。
この他の試合では、Ｄ・ヤング（アメリカ）が予選勝者のＡ・シタックに6-0, 6-3のストレートで勝利している。
７月に２２歳になったばかりのヤングは「ゴール自体は変わってはいません。時間だけが少し変わりました。今年中にトップ５０に入りたいです。もし来シーズンを５０位以内で始められたら、トップ２０に入ることもできるでしょう。」と、今後の抱負を語っている。
今大会には地元アメリカ勢のトップ２であるＭ・フィッシュ（アメリカ）とＡ・ロディック（アメリカ）も出場する予定であったが、ともに欠場している。世界ランク８位のフィッシュは月曜日に、同１２位のロディックは先週に欠場を表明している。
この他の試合の結果は以下の通り。
Ｍ・マトセビッチ（オーストラリア） ○-× Ｒ・ベランキス（リトアニア）, 7-6 (7-3), 3-6, 6-1
Ｃ・グシオネ（オーストラリア） ○-× Ａ・ファリャ（コロンビア）, 7-6 (7-3), 6-3
Ｍ・エブデン（オーストラリア） ○-× Ｒ・ラム（アメリカ）, 6-1, 3-2, 途中棄権
Ｉ・クニツィン（ロシア） ○-× Ｇ・ミュラー（ルクセンブルグ）, 6-4, 3-6, 7-6 (7-5)
Ｒ・シュティエパネック（チェコ共和国） ○-× Ｐ・ペッツシュナー（ドイツ）, 6-7 (2-7), 6-4, 6-0
Ｍ・ラッセル（アメリカ） ○-× Ｉ・カルロビッチ（クロアチア）, 6-4, 7-6 (7-4)
今大会の優勝賞金は２６万４０００ドル。
（2011年8月2日12時46分）
