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前年度チャンピオンのウォズニアキが敗退◇ロジャーズ・カップ

女子テニスツアーのロジャーズ・カップ(カナダ/トロント、賞金総額205万ドル、ハード)は10日、シングルス2回戦残り15試が行われ、前年度チャンピオンで世界ランク1位のC・ウォズニアキ(デンマーク)が敗れる大波乱に見舞われた。その波乱の立役者はR・ビンチ(イタリア)で、ウォズニアキを6-4, 7-5のストレートで下した。

上位シード8選手は1回戦が免除されているため、この日の2回戦が今大会の初戦だったウォズニアキは、強風が吹く悪いコンディションと、強いスピンのフォアハンドとスライスを多様するバックハンドのビンチのプレーに苦しみ、1時間に及ぶ接戦の末に第1セットをビンチに奪われてしまう。

第2セットに入って調子を上げたウォズニアキは、一気に5−1とリードを広げる。しかし、そこから反撃に転じたビンチに徐々に試合の主導権を奪われてしまう。5−1で1本、5−2で2本のセットポイントが取れなかったウォズニアキに対して、徐々に試合を支配し始めたビンチは、終盤はウォズニアキにテニスをさせず6ゲームを連取して1時間52分で勝利。この試合までトップ5選手に対して0勝17敗のビンチだったが、テニス人生で最大の勝利を飾った。

「今日は勝てるような気がしていました。もちろん簡単には行かないのは予測していましたけど。この風でのプレーは難しかったけど、とにかく目の前の1ポイントだけに集中しました。第1セットは彼女(ウォズニアキ)にミスが多いと感じていたけど、第2セットでリードされた時は、常に攻撃的な姿勢を続けて、彼女のフォアハンドへスライスを多様するようにしたのです。テニス人生で最高の勝利となりました。」

と語る28歳のビンチは、今季はすでに3大会で優勝を飾り、世界ランキングも現在は自己最高位の22位まで上昇させている。一方、21歳のウォズニアキは今季は5大会で優勝を飾り、今大会もディフェンディング・チャンピオンとして登場したが、大会2連覇の夢は早くも打ち砕かれた。

「今日の風とビンチのプレーにはとても苦しめられました。リズムを掴むチャンスを見つけられませんでした。初戦はどうしても勝ちたかった。特に第2セットでは5−1とリードしていたから。負けてしまった今となってはもう何もできないので、ただ練習を続けて来週の試合に向かうしかありません。ビンチは相手のリズムを崩すプレーをしました。スライスを多様して、フォアでは攻撃を仕掛けてくるのです。そしてどんなボールも返して来ました。」と、ウォズニアキは試合を振り返りビンチのプレーを称賛していた。

その他、この日の初戦に登場した上位シード勢は順当に3回戦進出を決めた。第3シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)N・ペトロワ(ロシア)を7-5, 6-4で、第4シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)が主催者推薦のS・デュボアを6-0, 6-0で、第5シードのM・シャラポワ(ロシア)は予選勝者のB・ヨバノフスキ(セルビア)をで6-1, 7-5と順当な勝ち上がりを見せた。

第6シードで全仏オープン覇者のN・リー(中国)が同胞のS・ポン(中国)と2回戦を対戦する予定だったが、ポンが臀部の怪我を理由に試合開始前に棄権したため、リーは労せず3回戦へ駒を進めた。第7シードでウィンブルドン覇者のP・クヴィトバ(チェコ共和国)A・メディーナ=ガリゲス(スペイン)を7-6 (7-3), 6-3で、全仏で準優勝だった第8シードのF・スキアボーネ(イタリア)E・マカロバ(ロシア)を6-1, 6-3の快勝で勝利を飾った。

リーは「ロッカーでテーピングをして準備をしていたら彼女(ポン)が来て“なぜテープをしているの?”って聞いてきたの。“試合のためよ。どう言うこと?”と尋ねると“私は試合はしないわよ”って。“冗談言わないでよ”って言ってしまったわ。だって彼女は昨日試合をしたばっかりだったから、まさか棄権するなんて思わなかったから。」と驚きを隠せなかった。

元世界ランク1位で怪我と病気から復帰して来たS・ウィリアムズ(アメリカ)も、今季好調のJ・ジョルジュ(ドイツ)を6-1, 7-6 (9-7)のストレートで退けた。「彼女(ジョルジュ)は良いプレーをして、とても賢いプレーをしていました。特に第2セットを勝ち取れて勝利出来たことには満足しています。ベストのプレーではなかったけど勝てたことは、良いプレーをしたけど負けた時よりよほど良い事。」とジョルジュとの対戦の印象を語っていた。

その他の試合結果は以下の通り。

S・ストザー(オーストラリア) (10) ○-× A・ウズニアッキ(カナダ), 6-3, 6-4
A・ペトコビッチ(ドイツ) (11) ○-× G・アーン(ハンガリー), 6-4, 7-5
A・ラドワンスカ(ポーランド) (13) ○-× P・マーティク(クロアチア), 6-3, 6-3
A・イバノビッチ(セルビア) ○-× I・ベネソバ(チェコ共和国), 6-3, 6-2
G・ウォスコボエワ(カザフスタン) ○-× F・ペネッタ(イタリア), 2-6, 6-3, 6-2
MJ・マルチネス=サンチェス(スペイン) ○-× D・ハンチュコバ(スロバキア), 7-5, 6-2
L・サファロバ(チェコ共和国) ○-× S・ハレプ(ルーマニア), 6-2, 6-4

この日行われたダブルス1回戦にはクルム伊達公子(日本)/S・チャン(中国)組が第8シードのY・チャン(台湾)/An・ロディオノワ(オーストラリア)組と対戦。クルム伊達/チャン組が7-5, 6-3のストレートで勝利した。ベスト8入りを懸けて2回戦で、V・ドゥシェヴィナ(ロシア)/L・フラデカ(チェコ共和国)組と11日に対戦する。

今大会の優勝賞金はシングルスが36万ドル、ダブルスが10万3000ドル。

(2011年8月11日12時00分)

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