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新王者ジョコビッチが3回戦進出◇ロジャーズ・マスターズ

男子テニスツアーのマスターズ大会であるロジャーズ・マスターズ(カナダ/モントリオール、賞金総額243万ドル、ハード)は10日、シングルス2回戦が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)N・ダビデンコ(ロシア)に7-5, 6-1のストレートで勝利、順当に3回戦に駒を進めた。

世界ランク1位として初めての試合に臨んだジョコビッチは、第1セットは1−4と元世界3位のダビデンコにリードを許してしまうが、ここから2度のブレークに成功して4−4に追いつくと、第12ゲームでこのセット3度目のブレークに成功、逆転で第1セットを先取する。

今年のウィンブルドンでタイトルとともに世界ランク1位の座を手に入れていたジョコビッチは、その翌週のデビスカップ準々決勝に出場したあとは4週間の休養に入っていた。

「少しリズムが必要でしたが、序盤の彼はチャンスをくれませんでした。4週間も試合をしていなかったので、慣れるまで時間が必要でした。耐える必要がありましたし、チャンスを待たなければなりませんでした。初めてブレークに成功してから、試合のリズムに乗れ始めました。」

第2セットに入るとジョコビッチの独壇場となり、ダビデンコのサービスゲームを全てブレークすると、1時間35分で世界王者としてのツアー初勝利を挙げた。

テニスへの目が肥えているモントリオールの観客の前に、初めて世界ナンバー1としてコートに登場したジョコビッチは、そのプレッシャーにも上手く対処しているようだ。

「ナンバー1でいることは、大きな責任が伴うことです。コート上だけではなく、コートを離れてもね。一番いい形でそれと向き合えるようにしていますが、それと同時に、以前のようなシンプルな生活も保つようにしています。」

2007年に今大会でタイトルを獲得しているジョコビッチは、3回戦でM・チリッチ(クロアチア)と対戦する。チリッチはこの日、第16シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)を6-3, 6-4で下し、3回戦に進出している。

第3シードのR・フェデラー(スイス)は主催者推薦で出場のV・ポスピシル(カナダ)を7-5, 6-3で下し、初戦を突破している。

今週月曜日に30歳になったばかりのフェデラーは、今大会では2004年と2006年に優勝、2007年と2010年には準優勝を飾っている。

21歳のポスピシルにとって、子供の頃からの憧れていたフェデラーとの記念すべき試合だったが、フェデラーにとっては年下の選手からそういったことを聞くのは初めてではなかった。

「僕にとっては、お手本となるような選手を持つのは大切なことでした。P・サンプラス(アメリカ)S・エドバーグ(スウェーデン)のようなね。」とフェデラー。「サンプラスとウィンブルドンで対戦したことは、自分のキャリアでも大きなことでした。大きな会場でビッグプレイヤーと対戦できたことは、貴重な体験でした。彼にとっても同じようなことだといいですね。」

さらにフェデラーは「彼は良いサーブのバリエーションを持っています。そのパターンになれるのはトリッキーでした。」と、ポスピシルのプレーについて感想を述べた。

対するポスピシルにとって、センターコートに入場するとネットの向こう側には憧れの選手が相手として立っている状況は、まさに夢のようだった。

「自分のプレーに集中して、フェデラーと対戦していることは忘れるように努力しました。」

また会見の席でフェデラーが自分のプレーに感銘を受けていたことを聞かされたポスピシルは「それをロジャーから聞くなんて、信じられません。彼は8年間も僕の大好きな選手ですし、毎週のようにテレビで見ていた人です。それが聞けて嬉しいです。」と、顔を赤くしながら答えていた。

この日は途中から激しい雷雨に見舞われ、いくつかの試合の開始が遅れることとなった。その中には第2シードのR・ナダル(スペイン)の試合も含まれていた。

今大会で2度の優勝を誇るナダルはI・ドディグ(クロアチア)と対戦、第1セットをあっさりと先制し、その後も再三のリードを奪うも勝ちきることが出来ず、ドディグが1-6, 7-6 (7-5), 7-6 (7-5)の逆転で勝利している。

第1セットを2度のブレークで先制したナダルは、第2セットでも3−1とリードを奪う。しかし、ドディグはブレークバックに成功すると、タイブレークの末に第2セットを奪取する。

第3セットでも序盤でナダルが3−0とリードを奪い、今度はゲームカウント5−3でサービスゲームのチャンスを迎える。しかし、この土壇場でドディグがブレークバックすると、タイブレークに突入する。タイブレークでは5−5まで接戦が続くが、ドディグがこの日19本目のサービスエースでマッチポイントを迎えると、次のポイントも奪いゲームセットとなった。

早くも大会を去ることとなったナダルは「彼はとても良いプレーをしていました。大切な場面でもプレッシャーを感じていませんでした。試合の最後では、僕はアンラッキーだったかも知れません。今日の試合に勝てるだけのプレーはしていました。しかし、これがテニスです。出来ることは勝者を称えることだけですし、シンシナティへの準備をするだけです。」と、早くも次の大会へ照準を合わせていた。

この他の試合の結果は以下の通り。

G・モンフィス(フランス) (5) ○-× A・ボゴモロフJR(ロシア), 6-2, 7-6 (7-5)
M・フィッシュ(アメリカ) (6) ○-× F・ロペス(スペイン), 6-2, 6-3
T・ベルディフ(チェコ共和国) (7) ○-× A・ドルゴポロフ(ウクライナ), 4-6, 6-2, 6-3
N・アルマグロ(スペイン) (8) ○-× S・スタコフスキ(ウクライナ), 6-2, 7-6 (7-5)
R・ガスケ(フランス) (10) ○-× T・ベルッチ(ブラジル), 6-1, 6-4
V・トロイキ(セルビア) (12) ○-× J・アイズナー(アメリカ), 6-4, 3-6, 6-2
JW・ツォンガ(フランス) (13) ○-× B・トミック(オーストラリア), 6-3, 7-6 (7-1)
S・ワウリンカ(スイス) (14) ○-× M・ラッセル(アメリカ), 6-3, 6-2
J・ティプサレビッチ(セルビア) ○-× F・ベルダスコ(スペイン) (15), 6-4, 6-7 (5-7), 6-3
I・カルロビッチ(クロアチア) ○-× P・ペッツシュナー(ドイツ), 6-7 (0-7), 7-6 (7-2), 7-6 (8-6)
E・ガルビス(ラトビア) ○-× M・ロドラ(フランス), 6-4, 1-0, 途中棄権

この日は前日に消化しきれなかった1回戦も行われており、その結果は以下の通り。

F・ベルダスコ (15) ○-× T・カンケ(ドイツ), 5-7, 6-3, 6-3
F・ロペス ○-× R・シュティエパネック(チェコ共和国), 6-4, 4-6, 6-4
J・アイズナー ○-× M・バグダティス(キプロス), 6-3, 6-3

今大会の優勝賞金は45万ドル。

(2011年8月11日13時35分)

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