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ストザー、アザレンカ、ラドワンスカらが準決勝へ◇ロジャーズ・カップ

女子テニスツアーのロジャーズ・カップ(カナダ/トロント、賞金総額205万ドル、ハード)は金曜日に準々決勝を行い、第10シードのS・ストザー(オーストラリア)がノーシードから勝ち上がったR・ビンチ(イタリア)を6-4, 6-1のスコアで圧倒し、準決勝に駒を進めた。

世界ランキング11位のストザーは第1セットの5−4から同22位のビンチのサービスをブレークすると、そのまま同セットを6−4で先取する。

勢いに乗ったストザーは第2セットを6−1で奪うと、そのまま準決勝進出を決めた。

試合後、ストザーは「試合が進むにつれて自信が出てきました。その結果、何ゲームかでブレークに成功し、少しのリードを保つことができました。そしてその結果、もっと行けるのでは、という気になりました。」と話した。「大事なポイントで積極的に攻めました。そしてそれが功を奏しました。」

勝ったストザーは準決勝でA・ラドワンスカ(ポーランド)と対戦する。先週、アメリカ・サンディエゴで行われたマーキュリー・インシュアランス・オープンで右肩を故障しながらも優勝し波に乗るラドワンスカは、準々決勝で第11シードのA・ペトコビッチ(ドイツ)を6-4, 6-3のストレートで下しての勝ち上がり。

ストザーは準決勝について「準決勝まで行けば、何が起こるか分からないもの。つまり、準決勝を勝って、決勝も勝つというのはとても長い道のりなんです。逆に言うと、準決勝まで行って勝てないのは少し馬鹿げていることでもあるんです。」と話している。

ドローの他の山では、第4シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)が世界ランク135位のG・ウォスコボエワ(カザフスタン)を6-1, 6-2のスコアで一蹴し、ベスト4進出を決めた。

現在残っている選手の中で最も高いシードを保持するアザレンカは、今大会絶好調で、まだ1セットも落としておらず、落としたゲーム数もわずか6にとどまっている。

惨敗を喫したウォスコボエワは試合途中で怒りを爆発させ、ボールを強く打ちつけたところ危うくボールボーイに当たりそうになる、というハプニングがあった。

しかしウォスコボエワは今週、第5シードのM・シャラポワ(ロシア)、第9シードのM・バルトリ(フランス)、第25シードのF・ペネッタ(イタリア)を撃破しており、収穫は大きかったようだ。

アザレンカは準決勝で元世界女王であり、足の怪我や肺血栓からの復帰途上にあるS・ウィリアムズ(アメリカ)と対戦する。S・ウィリアムズは準々決勝でL・サファロバ(チェコ共和国)を4-6, 6-3, 6-2の逆転で下しての勝ち上がり。

今大会の優勝賞金は36万ドル。

(2011年8月13日11時56分)

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