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男子テニスツアーのマスターズ大会であるW&Sマスターズ(アメリカ/シンシナティ、賞金総額259万2000ドル、ハード)は15日、シングルス1回戦10試合が行われ、錦織圭(日本)は元世界ランク3位のD・ナルバンディアン(アルゼンチン)に4-6, 4-6で敗退、初戦で姿を消した。
予選2試合を勝ち抜いて本戦に出場していた錦織は、7月に行われたデビスカップに日本代表として出場した際、肩を負傷した影響で試合の出場を控えており、今大会がハードコートシーズンの初戦となっていた。
この日の試合で錦織は、試合を通して11本ものブレークピンチを迎えるなどサービスキープに苦しむと、第1セットで2度、第2セットで1度のブレークをナルバンディアンに許し、1時間36分で敗退となった。
勝利したナルバンディアンは、2回戦で第4シードのA・マレー(英国)と対戦する。マレーは先週行われたロジャーズ・マスターズでは、2回戦でK・アンダーソン(南アフリカ)にまさかの敗戦を喫していた。
元世界ランク5位のF・ベルダスコ(スペイン)は、T・ベルッチ(ブラジル)を6-3, 7-6 (7-4)のストレートで下し、2回戦に進出している。今大会はノーシードでの出場となるベルダスコは、もし次の試合でも勝利すると、3回戦で第2シードのR・ナダル(スペイン)と対戦する可能性が高い。
第12シードのR・ガスケ(フランス)は、A・ドルゴポロフ(ウクライナ)を6-1, 7-6 (7-4)で退けて2回戦に進出している。順当に勝ち進むと、ガスケは3回戦で第7シードのM・フィッシュ(アメリカ)と対戦することになる。
試合後の会見でガスケは「世界ランク22位の選手に勝ちました。ここシンシナティでは、どんな試合でも勝つのはタフなことです。たくさんの素晴らしい選手がいますから、勝利に満足しています。タイブレークでは良いプレーが出来ました。第3セットに入ると何が起きるか分からないので、そこで勝つことが重要だと思っていました。」と、試合を振り返った。
この日最後の試合となったナイトセッションでは、ノーシードのP・コールシュライバー(ドイツ)が第11シードのA・ロディック(アメリカ)を6-7 (5-7), 7-5, 6-1の逆転で破る番狂わせが起きている。
第1セットをタイブレークの末に先制したロディックは、第2セット第5ゲームでブレークに成功し3−2とリードを奪う。しかし第8ゲームでダブルフォルトをきっかけにブレークバックを許してしまうと、その後も自らのサーブに苦しめられ、再びダブルフォルトをきっかけに第12ゲームをブレークされてしまう。
第3セット第1ゲームでブレークチャンスを逃したロディックは、続く第2ゲームではダブルフォルトで30−40とピンチを迎えると、ボールを客席に打ち込み、この試合2度目となる警告を受ける。これがポイントペナルティとなりコールシュライバーがブレークに成功すると、一気にコールシュライバーが5−0とリード、そのまま逃げ切った。
世界ランク15位のロディックは、今大会では2003年と2006年にタイトルを獲得、2005年にも決勝進出を果たしていた。
この他の試合の結果は以下の通り。
F・フォニュイーニ(イタリア) ○-× V・トロイキ(セルビア) (14), 6-4, 6-1
A・ボゴモロフJR(ロシア) ○-× R・ジネプリ(アメリカ), 6-4, 6-3
G・ディミトロフ(ブルガリア) ○-× M・イルハン(トルコ), 6-3, 7-5
R・ハリソン(アメリカ) ○-× J・I・チェラ(アルゼンチン), 6-3, 6-3
F・ロペス(スペイン) ○-× J・C・フェレーロ(スペイン), 4-6, 6-3, 6-4
J・モナコ(アルゼンチン) ○-× T・ハース(ドイツ), 6-7 (5-7), 6-4, 6-3
今大会の優勝賞金は49万6000ドル。
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