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ナダルとマレーが準々決勝に進出◇USオープン

テニスのグランドスラムであるUSオープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は大会11日目の8日、男子シングルス4回戦が再開され、第2シードのR・ナダル(スペイン)G・ミュラー(ルクセンブルグ)に7-6 (7-1), 6-1, 6-2のストレートで勝利、ベスト8に進出した。

本来だったら火曜日に行われるはずだった男子シングルスのボトムハーフ4回戦であったが、2日連続で雨のために順延となっており、この日までスケジュールが変更となっていた。

前日に15分だけ行われていたこの試合、ディフェンディング・チャンピオンのナダルはミュラーに対し0−3とリードを許していたが、試合が再開されると第7ゲームでブレークバックに成功する。

第1セットをタイブレークの末に先取したナダルはそのまま勢いに乗ると、第2セットでは一気に4−0とリードを奪い2セットアップとミュラーを突き放す。

第3セットに入るとミュラーが2−0と反撃に転じるが、ナダルはそこから6ゲームを連取して試合終了、今大会では4年連続となるベスト8進出を決めた。

この他に再開された試合では、第4シードのA・マレー(英国)が主催者推薦で出場のD・ヤング(アメリカ)に6-2, 6-3, 6-3で勝利、準優勝した2008年以来となるベスト8進出を決めている。

わずか3ゲームだけプレーして中断されていた試合が再開されると、マレーは一気に5ゲームを連取して第1セットを先取する。

第2セットのオープニングゲームでもブレークに成功したマレーは、そのまま試合の流れを掴むと、第3セットでも2度のブレークで粘るヤングを圧倒、2時間22分で試合に終止符を打った。

ここまでの試合で第14シードのS・ワウリンカ(スイス)、第24シードのJ・I・チェラ(アルゼンチン)らシード勢を破って4回戦に進出していたヤングは、大会終了後の世界ランキングで自己最高となる56位となる見込みとなっている。

(2011年9月9日4時15分)

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