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第1シードのペルバクらがベスト4進出◇タシケント・オープン

女子テニスツアーのタシケント・オープン(ウズベキスタン/タシケント、賞金総額22万ドル、ハード)は15日、シングルス準々決勝4試合が行われ、第1シードのK・ペルバク(ロシア)が予選から勝ち上がってきたV・ライエール(フランス)に6-1, 6-2で快勝するなど、ベスト4が出揃った。

今年のウィンブルドンで4回戦に進出するなどの好成績を残している20歳のペルバクは、世界ランク262位のライエールから7度のブレークを奪うと、ちょうど1時間でベスト4進出を決めた。

今大会が始まってから、いまだにセットを落としていないペルバクは「今日は簡単な試合想定してはいませんでした。彼女とはジュニア時代に接戦になったことがあります。スコアほど、簡単な試合ではありませんでした。」と試合を振り返った。

今季3度目となるツアー4強入りに成功したペルバクは、準決勝でU・ラドワンスカ(ポーランド)と対戦する。ラドワンスカはこの日、E・ダニリドー(ギリシア)とのノーシード対決に6-3, 4-6, 6-4で勝利、自身初となるツアー大会でのベスト4入りを果たしている。

お互いにセットを分け合い突入したファイナルセット、ラドワンスカは5−1と大きくリードを奪い、勝利まで目前に迫っていた。しかし、ここからダリニドーが反撃を開始、2度のブレークバックに成功する。あっという間にリードを失ったラドワンスカであったが、第10ゲームでこのセット3度目のブレークに成功、2時間30分で何とか勝利を手にした。

「エレーニには以前、マッチポイントから逆転されたことがあります。ですから、試合はタフになるだろうと分かっていました。」とラドワンスカ。「風が強いコンディションや、彼女のサーブやバックハンドスライスに苦しめられました。勝てて満足していますし、初めてWTAで準決勝に進出できて嬉しいです。」

もう一方の準決勝では、第6シードのA・クドリャフツェワ(ロシア)E・ビルネロバ(チェコ共和国)が対戦することとなった。

今大会のディフェンディング・チャンピオンであるクドリャフツェワは、S・シルステア(ルーマニア)を7-6 (7-5), 6-4で下し、準決勝進出を決めている。

第1セットをタイブレークの末に先取したクドリャフツェワは、第2セット4−4からブレークに成功すると、続く第10ゲームをしっかりとキープ、1時間42分でシルステアを振り切った。

昨年の今大会で優勝するまで、ツアー大会ではベスト8が最高成績だったクドリャフツェワは「接戦でした。何本か決定的なミスがありましたが、自分のプレーに興奮しています。」と、自らのパフォーマンスについてコメントしている。

一方で世界ランク115位のビルネロバは、同133位のV・サヴィニクに6-4, 4-6, 6-3のフルセットで勝利、キャリア初となるツアーベスト4入りを果たしている。

今大会の優勝賞金は3万8000ドル。

(2011年9月16日11時00分)

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