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リュビチッチとツォンガが決勝で激突◇モゼール・オープン

男子テニスツアーのモゼール・オープン(フランス/メッツ、賞金総額45万ユーロ、ハード)は24日、シングルス準決勝2試合が行われ、第4シードのI・リュビチッチ(クロアチア)が第8シードのG・ミュラー(ルクセンブルグ)に7-6 (7-3), 7-6 (7-5)のストレートで勝利、決勝に進出した。

元世界ランク3位のリュビチッチは決勝で、今大会第1シードのJW・ツォンガ(フランス)と対戦する。ツォンガはこの日、第3シードのA・ドルゴポロフ(ウクライナ)を6-4, 6-4で下し、決勝に進出している。

「我慢しなければならないと分かっていました。彼のサーブではチャンスがありませんでしたし、僕のサーブでも彼にチャンスを与えませんでした。全てはタイブレークにかかることになり、僕の方が少しだけラッキーでした。」と試合を振り返ったリュビチッチは、26本のサービスエースを決めていた。

オープニングゲームから4本のサービスエースをミュラーに決められたが、2005年のチャンピオンであるリュビチッチはタイブレークから2−3から5ポイントを連取して第1セットを先取する。

試合を通してミュラーも18本のエースを決めるなど、サービスゲームをキープし続け展開となったが、タイブレークでミュラーがバックハンドのボレーをミスしてリュビチッチのマッチポイントとなると、最後はサービスエースで試合を締めくくった。

世界ランク10位のツォンガは、ドルゴポロフに対して2連敗を喫していたが、この日は両セットともにゲームカウント5−4からブレークに成功、1時間16分でリベンジを果たした。

「今日はとても満足しています。」とツォンガ。「僕から2回勝っている選手にリベンジできて、ロンドンへのポイントを稼ぐことができて、そして、ここで決勝に進出できたからです。」

2年前のジャパン・オープン以来となるタイトルに一歩近づいたツォンガは「イヴァンは僕にたくさんの影響を与えた素晴らしい選手です。彼とは勝ったり負けたりしているので、タフな試合になるでしょう。負けた試合では、彼の経験にやられました。」と、リュビチッチについてコメントしている。

一方のリュビチッチは「明日はジョーとの対戦ですから、まだタイトルには程遠いということです。素晴らしいことですが、とてもタフな試合になるでしょう。彼は素晴らしい選手ですし、観客は彼の味方をするでしょう。」と、決勝について語っている。

今大会の優勝賞金は7万2600ユーロ。

(2011年9月25日12時33分)

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