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男子テニスツアーのモゼール・オープン（フランス/メッツ、賞金総額４５万ユーロ、ハード）は２５日、シングルス決勝が行われ、第１シードのＪＷ・ツォンガ（フランス）が第４シードのＩ・リュビチッチ（クロアチア）に6-3, 6-7 (4-7), 6-3のフルセットで勝利、今季初タイトルと優勝賞金７万２６００ユーロを手に入れた。

この日の試合でツォンガは、３度のブレークで第１セットを先取すると、第２セットでも第４ゲームでブレークに成功、ゲームカウント３−１とリードを奪う。しかし第２セット第７ゲーム、ダブルフォルトをきっかけにリュビチッチにチャンスを与えてしまい、ブレークバックを許してしまう。

お互いに１度ずつのブレークで突入した第２セットのタイブレーク、２−４と劣勢に立たされたリュビチッチであったが、ここから５ポイントを連取、試合を振り出しに戻す。

ファイナルセット第３ゲーム、ツォンガはドロップショットでブレークチャンスを引き寄せると、バックハンドのパッシングショットをダウン・ザ・ラインに決めて２−１とリードを奪う。そして第９ゲーム、マッチポイントでリュビチッチがダブルフォルトを犯すと、２時間３６分で優勝を決めた。

世界ランク１０位のツォンガにとって、これで通算６勝目となるタイトル。また、２００９年のジャパン・オープン以来となるツアー優勝となり、上位８人しか出場できないツアー最終戦に向けて大きな１勝となった。