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男子テニスツアーのBRDナスターゼ・ティリアク・トロフィー（ルーマニア/ブカレスト、賞金総額４２万２９５０ユーロ、クレー）は２５日、シングルス決勝が行われ、第２シードのＦ・マイヤー（ドイツ）が第４シードのＰ・アンジャー（スペイン）に6-3, 6-1のストレートで勝利、キャリア初となるツアータイトルと優勝賞金６万７６５０ユーロを手に入れた。

これまで、ツアー決勝では４連敗としていたマイヤーは「序盤は完璧ではありませんでした。今日はとても緊張していました。とても勝ちたかったです。足は重かったです。彼が第１セット３−１アップの時はラッキーでした。今日の彼は、普段はしないようなミスをしていましたし、第２セットでブレークできてからは、リラックスして良いプレーが出来ました。」と、試合を振り返った。

一方のアンジャーは「第１セット３−１で４０−１５の時にダブルフォルトをしてしまい、それが試合の流れを変えてしまいました。彼は自信を取り戻して、こちらは少し失ってしまいました。」とミスを悔やんだ。

第１セットを３度のブレークで先取したマイヤーは、第２セットでも２度のブレークに成功するなどアンジャーを圧倒、１時間１０分で嬉しいツアー初優勝を決めている。

昨年も今大会で準優勝していた世界ランク４４位のアンジャーは、準決勝でディフェンディング・チャンピオンであるＪ・Ｉ・チェラ（アルゼンチン）にリベンジしたものの、２年連続での準優勝となった。

「今週には満足しています。」とアンジャー。「今日の決勝について言うことはありません。彼が素晴らしい試合をして、たくさんのウィナーを決めただけです。昨日は良いプレーができましたので満足です。」