女子テニスツアーの東レ・パン・パシフィック・オープン（東京/有明、賞金総額２０５万ドル、ハード）は大会３日目の２７日、シングルス２回戦１３試合が行われ、第１シードのＣ・ウォズニアキ（デンマーク）がフルセットの接戦で勝ち上がった一方、ＵＳオープンで優勝したばかりのＳ・ストザー（オーストラリア）敗れる波乱が起きた。
この日の最後の試合に登場したディフェンディング・チャンピオンのウォズニアキは、Ｊ・ガイドソバ（オーストラリア）に6-1, 6-7 (4-7), 6-3のフルセットの接戦を演じ、２時間８分での勝利となった。
第２セットでは５−３とリードしながら、このセットを落としていたウォズニアキは「２セットで終わらせるべき試合でした。きれいな内容での勝利ではないけれど、次の試合に進めて良かったと思います。」とコメントしている。
この前の試合では、第６シードのストザーと１回戦で瀬間詠里花（日本）に快勝していたＭ・キリレンコ（ロシア）が対戦。キリレンコがストザーを6-2, 4-6, 6-4のフルセットで破る波乱が起きている。
ＵＳオープン決勝でＳ・ウィリアムズ（アメリカ）を下し、自身初のグランドスラムタイトルを手に入れて以来となる試合に敗れたストザーは「説明するは難しいですが、準備を整えるのは難しかったですが、メンタル面でもっと良い準備ができていれば。」と敗戦を悔やんだ。
この他の試合の結果は以下の通り。
Ｖ・アザレンカ（ベラルーシ） (3) ○-× Ｉ・Ｃ・ベグ（ルーマニア）, 6-1, 6-3
Ｖ・ズヴォナレーワ（ロシア） (4) ○-× Ｔ・ピロンコバ（ブルガリア）, 7-5, 6-0
Ｐ・クヴィトバ（チェコ共和国） (5) ○-× Ｍ・ミネッラ（ルクセンブルグ）, 6-2, 6-3
Ｊ・ヤンコビッチ（セルビア） (8) ○-× Ｂ・ザーロバ・ストリツォバ（チェコ共和国）, 6-4, 6-2
Ａ・ラドワンスカ（ポーランド） (9) ○-× Ａ・クルベール, 3-6, 6-3, 6-3
Ｓ・ポン（中国） (10) ○-× Ｃ・マーケイル（アメリカ）, 6-0, 6-3
Ｖ・キング（アメリカ） ○-× Ａ・パブリュチェンコワ（ロシア） (11), 6-4, 7-6 (8-6)
Ａ・イバノビッチ（セルビア） (12) ○-× Ｌ・ロブソン（英国）, 7-5, 6-4
Ｊ・ジョルジュ（ドイツ） (13) ○-× Ｇ・アーン（ハンガリー）, 6-2, 6-1
Ｉ・ベネソバ（チェコ共和国） ○-× Ｄ・チブルコワ（スロバキア） (14), 6-4, 6-2
Ｋ・カネピ（エストニア） ○-× Ｃ・バンデウェイ（アメリカ）, 6-2, 6-2
今大会の優勝賞金は３６万ドル。
（2011年9月28日7時10分）
