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2008年覇者のロディックが初戦敗退◇チャイナ・オープン男子

男子テニスツアーのチャイナ・オープン男子(中国/北京、賞金総額450万ドル、ハード)は3日に初日を迎え、シングルス1回戦6試合を行い、第6シードで2008年のチャンピオンであるA・ロディック(アメリカ)K・アンダーソン(南アフリカ)に4-6, 5-7のストレートで敗れる番狂わせが起きた。

世界ランク31位のアンダーソンは、同15位のロディックに対して第1セットでは1度もブレークを許さず、逆にロディックから1度ブレークを奪いそのセットを先取。第2セットに入ると先にブレークに成功したアンダーソンが5−4からサービング・フォー・マッチを迎えるもロディックがブレーク。しかしリズムに乗れないロディックは続くゲームで再びアンダーソンにブレークを許してしまい1時間42分で敗退し早くも大会を去る結果となった。

25歳のアンダーソンは、今季はこの日の勝利で34勝21敗とキャリアベストのシーズンを送っており、現在のランキングは自己最高位にいる。ロディックとは今季開幕戦のブリスベンと、6月のロンドンの2大会で敗れており、この日はそのリベンジに成功する形となった。

敗れたロディックは「今日はあまりサーブの調子が良くなかった。第1セットでは何度もブレークポイントがありながら取れなかった。第2セットでは2度のブレークに成功しながら、そのセットが取れないと言うのは、自分のサーブがキープ出来ていないと言う証拠。」と、敗因を分析していた。

その他、予選勝者のF・チポッラ(イタリア)が第8シードのA・ドルゴポロフ(ウクライナ)を6-1, 1-6, 6-0と出入りの激しい展開を制して、シードダウンを演じた。

世界ランク95位のチッポラは、第1セットでは5本のダブルフォルトを犯したドルゴポロフから2度のブレークに成功しあっさり先取する。しかし第2セットに入ると自身が3度のダブルフォルトを犯すなど逆に2度のブレークを奪われ試合はフルセットへ。

勝敗を決める第3セットでは再びサーブの調子を崩したドルゴポロフに付け入り、一気に攻めたチッポラが1時間35分で勝利。今季最後のグランドスラムであるUSオープンの2回戦で5セットのフルセットで敗れたドルゴポロフにリベンジを果たした。

2回戦でアンダーソンはA・モンタネス(スペイン)とラッキールーザーのP・カプデビル(チリ)の勝者と、チッポラはM・ロドラ(フランス)を6-2, 6-4のストレートで下したF・ベルダスコ(スペイン)とそれぞれ対戦する。カプデビルは出場予定だったN・ダビデンコ(ロシア)が臀部の怪我を理由に急遽欠場を表明したために本戦へ繰り上がった。

その他の試合結果は以下の通り。

F・マイヤー(ドイツ) ○-× A・ラモス(スペイン), 6-2, 6-4
M・チリッチ(クロアチア) ○-× D・ウー, 6-2, 6-0
F・ロペス(スペイン) ○-× M・イルハン(トルコ), 6-2, 7-6 (8-6)

今大会の第1シードはJW・ツォンガ(フランス)G・ディミトロフ(ブルガリア)と4日に1回戦を行う。なお、第2シードでエントリーしていたG・モンフィス(フランス)だったが、右膝の故障のため出場を取りやめたためにラッキールーザーでG・ゼミヤ(スロバキア)が繰り上がり、F・フォニュイーニ(イタリア)と1回戦で対戦する。

今大会の優勝賞金は50万5000ドル。

(2011年10月4日9時55分)

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