女子テニスツアーのジェネラーリ女子（オーストリア/リンツ、賞金総額２２万ドル、ハード）は１０日から開幕し、シングルス予選最終ラウンド４試合が行われ、予選第１シードのＰ・マーティク（クロアチア）がＮ・ブローディ（英国）を6-4, 6-2で下すなど、４選手が本戦進出を決めた。
世界ランク５２位のマーティクは、同２０９位のブローディに対しこの日は１度もブレークを許さず、第１セットは１度、第２セットでも２度のブレークに成功するなど、わずか６８分で一蹴し本戦進出を果たした。本戦１回戦では第８シードのＤ・ハンチュコバ（スロバキア）と対戦する。
その他のシード選手では、予選第７シードのＳ・シルステア（ルーマニア）もＡｎ・ロディオノワ（オーストラリア）を6-1, 6-2と危なげなく退け本戦へ進んだ。
同７８位のシルステアは第１セットでは１度ブレークを同１１５位のロディオノワに許すも、ロディオノワのサーブを３度全てブレークに成功しそのセットを先取。第２セットでは１度もブレークされなかったシルステアがロディオノワから２度のブレークを奪い、６５分の快勝で本戦への切符を手に入れた。
シルステアは本戦１回戦ではＴ・パスゼック（オーストリア）と顔を合わせる。
その他の試合では、Ｓ・フォレッツ（フランス）がＥ・ロディナ（ロシア）を6-1, 7-5で、Ｖ・ディアチェンコ（ロシア）がＡ・ケタボング（英国）を6-4, 6-2と、いずれもストレートで勝利し本戦へ駒を進めた。
フォレッツは主催者推薦で出場のＰ・メイヤー（オーストリア）と、ディアチェンコはＫ・ペルバク（ロシア）と、それぞれ本戦１回戦で対戦する。
また予選最終戦ラウンドで敗退したケタボングとロディナだったが、本戦で欠場者が出たためラッキールーザーでの本戦入りとなった。ケタボングはＮ・ペトロワ（ロシア）が左大腿部の怪我で、ロディナは第２シードで出場予定だったＡ・ペトコビッチ（ドイツ）が右膝の怪我を理由に欠場を表明しての本戦入りだった。１回戦でケタボングはＥ・マカロバ（ロシア）と、ロディナはＭ・リバリコワ（スロバキア）と戦う。
今大会の上位シードは、第１シードにＰ・クヴィトバ（チェコ共和国）、第３シードにＪ・ヤンコビッチ（セルビア）、第４シードにＡ・パブリュチェンコワ（ロシア）と続く。クヴィトバはＲ・マリーノ（カナダ）と、ヤンコビッチはＫ・ボンダレンコ（ウクライナ）と、パブリュチェンコワはＡ・メディーナ=ガリゲス（スペイン）と、それぞれ１回戦を行う。
今大会の優勝賞金は３万７０００ドル。
（2011年10月11日10時48分）
