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男子テニスツアーのクレムリン・カップ（ロシア/モスクワ、賞金総額７２万５０００ドル、ハード）は１９日、シングルス２回戦４試合が行われ、ディフェンディング・チャンピオンで第２シードのＶ・トロイキ（セルビア）がＰ・リバ（スペイン）に6-4, 6-4で勝利、ベスト８進出を決めた。

各セット１度ずつのブレークに成功していたトロイキは、最初のマッチポイントを決めて１時間２３分で勝利、大会連覇に向けてスタートを切った。

「今日はタフな試合でした。」とトロイキ。「彼のサーブをブレークするのは大変でした。彼は常に時速２００ｋｍを超えるサーブを打ってきました。だけど、自分のサーブも良かったです。」

昨年の決勝でトロイキは、Ｍ・バグダティス（キプロス）を破りキャリア初タイトルを獲得していた。

「タイトルの防衛をしたいのはもちろんですが、良い選手が多く出場していますし、あと３試合も勝たなくてはなりません。」と、トロイキは大会連覇への意気込みを語っている。

この他の試合では、第４シードのＮ・ダビデンコ（ロシア）がＴ・ガバシュビリ（ロシア）に7-5, 6-2で、第５シードのＡ・ボゴモロフJR（アメリカ）がＭ・ククシュキン（カザフスタン）に6-4, 3-6, 6-4で勝利した一方、Ｍ・ベレー（ドイツ）が第８シードのＡ・セッピ（イタリア）を4-6, 6-3, 6-2の逆転で破る番狂わせも起きている。

また残りのシングルス１回戦１試合も行われており、Ｊ・ベネトー（フランス）がＥ・ドンスコイに6-4, 6-3のストレートで勝利、２回戦に進出している。

今大会の優勝賞金は１３万２１６０ドル。