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女子テニスの世界ツアーを統括する女子テニス協会(WTA)は月曜日、2011年の主な選手賞の受賞者を発表し、最優秀選手賞には今シーズンを通してウィンブルドンを含む6大会で優勝したP・クヴィトバ(チェコ共和国)が初めて選ばれた。
21歳のクヴィトバは今季、世界ランク34位でシーズンをスタートしたが通算60勝13敗と大躍進。シーズン最終戦でも初優勝を果たし、世界2位でシーズンを終えていただけでなく、フェドカップでもチェコの主軸として活躍し、母国の優勝に貢献していた。
今回の受賞についてクヴィトバは「今シーズンはただ夢のようでした。最優秀選手賞を受賞し、M・ナブラチロワ(アメリカ)のような偉大な選手達と同じ場所に名を連ねるなんて、信じられないほど名誉なことです。この2011年のことは、いつまでも心に残りますし、さらに上を目指すのが楽しみです。」と、喜びのコメント。
昨年は新人賞を受賞していたクヴィトバは、さらに「最も上達した選手賞」(Most Improved Player)とスポーツマン・シップ賞にも選出され、トリプル受賞となった。
この他、各賞の受賞者は以下の通り。
最優秀ダブルスチーム賞は、K・ペシュキ(チェコ共和国)とK・シュレボトニック(スロベニア)の2人が受賞した。両者は今季の女子ツアーでトップとなるウィンブルドンを含む6大会でタイトルを獲得、さらに今年7月にはダブルス世界ランク1位にもなっていた。
新人賞にはI・C・ベグ(ルーマニア)が選ばれている。21歳のベグは今季、世界ランキングを214位から一時は38位まで上昇させ、40位でシーズンを終えている。またマルベーリャとブタペストの大会では、決勝に進出する活躍をしていた。
カムバック賞はS・リシキ(ドイツ)が受賞した。2009年にはウィンブルドンでベスト8に進出するなど、トップ20間近までランキングを上げていた彼女であったが、2010年は怪我に苦しめられ179位でシーズンを終えていた。そして2011年、ウィンブルドンでベスト4に進出、2大会でタイトルを獲得するなど見事に復活したリシキは、自己最高となる15位で今シーズンを終えている。
オフコートでの活動を称えて与えられるプレーヤー・サービス賞は、F・スキアボーネ(イタリア)が受賞している。この賞は、選手会での活動を通して、最も他の選手のために尽力した選手が選ばれている。
一般のファン投票によって選ばれる最も好きな選手にはA・ラドワンスカ(ポーランド)、最も好きなダブルスチームにはV・アザレンカ(ベラルーシ)とM・キリレンコ(ロシア)、そして最も活躍した選手にはクヴィトバが選ばれている。
WTAツアーの選手達が選ぶ最も好きな大会には、プレミア大会では昨年に続きポルシェ・テニス・グランプリが、インターナショナル大会ではアビエルト・メキシコ・テルセルが選出された。受賞理由としては、ともに選手へのホスピタリティーと熱狂的なファンの存在が挙げられている。
最優秀選手賞、最優秀ダブルス賞、カムバック賞などは、世界中のメディアから選ばれた。最も好きな大会、スポーツマンシップ賞、プレーヤー・サービス賞は、ツアーに参加している選手達から選ばれている。
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