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男子テニスツアー最終戦であるATPワールドツアー・ファイナル(英国/ロンドン、賞金総額507万ドル、ハード)は大会2日目の21日、ラウンドロビン・グループAのシングルスが行われ、D・フェレール(スペイン)がA・マレー(英国)に6-4, 7-5のストレートで勝利、1勝目を挙げた。
地元の期待を背負って今大会に臨んでいるマレーは、第1セット第3ゲームで先にブレークに成功したものの、続く第4ゲームでフェレールにブレークバックを許してしまうと、第10ゲームでこのセット2度目のブレークを許し、セットを先制されてしまう。
第1セットでは38%でしかファーストサーブが決まらなかったマレーは、ここでトレーナーをコートに呼び、左足の付け根あたりのマッサージを受ける。
フェレールのサーブで始まった第2セット、第1ゲームでブレークに成功したマレーが先手を取るが、第4ゲームでブレークバックされてしまう。
このセットを取らないと後がないマレーは、第7ゲームで再びブレークに成功するが、直後の第8ゲームでブレークバックを許してしまい、決定的なリードを掴めないでいると、第12ゲームをブレークしたフェレールが勝利した。
試合後の会見でマレーは、パリで行われたマスターズの数日後に怪我をしていたことを明らかにしている。「もしグランドスラムやこの大会でなければ、プレーをしなかったでしょう。」とコメントしたマレーは、火曜日にプレーを続けるかどうかの決断をする。
この日のマレーは試合を通しても46%の確率でしかファーストサーブが決まらず、ミスの数も44本と精彩を欠いた。
ハードコートで初めてマレーに勝利したフェレールは「とても満足しています。アンディのホームであるロンドンで彼に勝てました。簡単ではありませんでしたが、試合を通して堅実なプレーができました。第2セットでは少し緊張してしまいました。」と、勝利を喜んだ。
さらにフェレールは「初戦で勝利することが重要ですし、2セットであればグループで優位に立てます。1勝で準決勝に進出するのは難しいので、もう1試合は勝つ必要があります。」と、2007年以来となるラウンドロビン突破への意気込みを語っている。
大事な初戦を落としたマレーであるが、ベスト4進出の望みを捨ててはいない。「ラウンドロビンでは、負けても勝ち進める利点があります。この2年はともに2勝していますが、昨年は準決勝に進めて、一昨年は進めませんでした。たとえ1勝だけだとしても、準決勝に進めることもあると思います。まだチャンスはあります。」
水曜日に行われる第2戦でフェレールはN・ジョコビッチ(セルビア)と、マレーはT・ベルディフ(チェコ共和国)と対戦する。
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