男子テニスのシニアツアーであるAEGONマスターズ・テニス（英国/ロンドン、ハード）は１日、シングルス３試合が行われ、Ｐ・キャッシュ（オーストラリア）がＪ・マッケンロー（アメリカ）を7-5, 7-6 (12-10)の接戦で撃破、今大会２勝目を挙げた。
今大会が初開催された１９９７年に優勝しているマッケンローは、第１セット第１１ゲームでキャッシュにブレークを許してしまうと、そのままセットを先取されてしまう。
第２セットが始まる前にトレーナーから治療を受けていたマッケンローは、このセットでセットポイントのチャンスがあった。しかし５２歳のマッケンローはそのチャンスを逃すと、最後はキャッシュにバックハンドのパッシングショットを決められてゲームセットとなった。
２０００年の決勝でもマッケンローに勝利しているキャッシュは「ジョンは素晴らしいラケットコントロールだし、とても正確にボールを捕らえています。彼とのプレーは素晴らしいことですが、タフな試合でした。」と、試合を振り返った。
現役時代にはグランドスラムでシングルス７勝を誇るマッケンローは、今大会の会場であるロイヤル・アルバート・ホールでのプレーについて言及している。
「パットと私は、この数年の間で良い戦いを繰り広げてきました。できることは全てやりましたし、明日はもっと強くなって戻ってきたい。ロンドの観衆は素晴らしいし、我々を見に来てくれることに感謝しています。ここでプレーすることは光栄なことですし、チャンピオンズ・ツアーでも最高のアリーナです。」
この他の試合では、Ｒ・クライチェック（オランダ）がＨ・ルコント（フランス）に6-4, 6-4で勝利しているほか、Ｔ・エンクヴィスト（スウェーデン）がＭ・フィリプーシス（オーストラリア）に7-6 (10-8), 4-6, [10-8]で勝利している。
（2011年12月2日13時23分）
