女子テニスの国別対抗戦であるフェドカップのワールドグループ１回戦、ロシアとスペインの対戦（ロシア/モスクワ、ハード）は対戦初日の４日、シングルス２試合が行われ、ホームのロシアが２連勝を飾り、ベスト４進出に王手をかけた。
この日のオープニングマッチでは、ロシアのエースであるＭ・シャラポワ（ロシア）がＳ・ソレル=エスピノーサ（スペイン）に6-2, 6-1で圧勝、続く第２試合では、Ｓ・クズネツォワ（ロシア）がＣ・スアレス・ナバロ（スペイン）に6-3, 6-1で快勝した。
試合序盤でお互いにブレークに成功したシャラポワとソレル=エスピノーサであったが、その後はシャラポワが４ゲームを連取して一気に第１セットを先取すると、第２セットでも４ゲームを連取して試合の流れを掴んだ。
マッチポイントではフォアハンドでポイントを奪ったシャラポワは「前回のモスクワでのフェドカップでは良いプレーができなかったので、試合が始まる前は少し緊張していました。」と、試合前の心境を語っていた。
グランドスラム３勝を誇るシャラポワがロシア代表としてフェドカップに出場するのは、今回が３度目のこととなる。昨年の対フランス戦に出場したシャラポワだったが、その時は敗戦を喫していた。
「集中力を維持するのがとても重要でした。自分のテニスの方が勝っていていることを信じました。」とシャラポワ。「幸運にも、今日はそれが実行できましたし、自分のパフォーマンスに満足しています。」
続く第２試合に登場したクズネツォワは、試合序盤で４ゲームを連取すると、その後はスアレス・ナバロに４−３まで追いつかれたものの、さらに５ゲームを連取した。
「スコアだけ見れば簡単そうな試合ですが、実際は少し難しかったです。」とクズネツォワ。「だけど、今日は良いプレーでしたし、自分のテニスに満足しています。」
日曜に行われるリバース・シングルスでは、シャラポワとスアレス・ナバロが、クズネツォワとソレル=エスピノーサが対戦する。またダブルスでは、ロシアからＮ・ペトロワ（ロシア）/Ｅ・マカロバ（ロシア）組が、スペインからはＮ・ヤゴステラ=ビベス（スペイン）/Ａ・パーラ=サントンハ（スペイン）組が登場する予定となっている。
（2012年2月5日12時32分）
