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男子テニスの国別対抗戦であるデビスカップの準々決勝、スペインとオーストリアの対戦（スペイン/カステリョン、クレー）は対戦初日の６日、シングルス２試合が行われ、ホームのスペインが２連勝、ベスト４進出に王手をかけた。

エースであるＲ・ナダル（スペイン）を欠くディフェンディング・チャンピオンのスペインであるが、第１試合でＮ・アルマグロ（スペイン）がオーストリアのエースであるＪ・メルツァー（オーストリア）に6-2, 6-2, 6-4のストレートで勝利する。

チームに勢いを与える１勝をもたらしたアルマグロは「今日の試合にはとても満足している。デビスカップで最高の試合でした。スコアは簡単なようですが、内容は違います。全てのポイントでファイトしましたし、彼よりも集中していました。デビスカップのような素晴らしい舞台で素晴らしい選手に勝てたので満足です。」と、コメントしている。

一方、エースとしての役割を果たせなかったメルツァーは「スペインが用意したサーフェスのおかげで、難しい試合でした。どうにかして彼に勝つ方法を見つけようとしましたが、今日の彼は強かったです。我々にとって僕の試合が最大のチャンスだったのですが。」と、敗戦を悔やんだ。

続く第２試合ではＤ・フェレール（スペイン）がＡ・ハイデル=マウアー（オーストリア）に6-1, 6-3, 6-1のストレートで勝利、デビスカップでのクレーコートでの戦績を１３勝０敗とするとともに、チームに大きな２勝目をもたらした。

２年連続での世界一を目指すスペインは、２日目に行われるダブルスに勝利すれば、ベスト４進出が確定する。