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男子テニスツアーのエストリル・オープン男子（ポルトガル/エストリル、賞金総額３９万８２５０ユーロ、クレー）は３日、シングルス２回戦４試合が行われ、第１シードのＪ・Ｍ・デル=ポトロ（アルゼンチン）がＲ・マシャド（ポルトガル）に6-1, 6-0で圧勝するなど、ベスト８が出揃った。

今大会のディフェンディング・チャンピオンであるデル=ポトロは、世界ランク９０位のマシャドから５度のブレークに成功すると、自らのサービスゲームでは４本のサービスエースを決めるなど１度もブレークを許さなかった。

１時間２分で勝利を飾ったデル=ポトロは、準々決勝で第７シードのＡ・モンタネス（スペイン）と対戦する。今大会では２００９年と１０年に連覇を果たしているモンタネスは、Ｂ・レイノルズ（アメリカ）を4-6, 6-4, 6-3の逆転で下している。

２００９年のＵＳオープン覇者であるデル=ポトロは、およそ５週間ほど大会には出場していなかった。「クレーでのプレーも好きだよ。もちろん、ハードコートの方が好きですが、ここに来る前に地元で練習を積んできました。この大会は、これからのマスターズや全仏オープンに向けて重要な大会です。」と、今大会への思いを語っている。

この他の試合では、第４シードのＡ・ラモス（スペイン）がＢ・パウ（ドイツ）に7-5, 6-0のストレートで勝利したほか、地元勢のＪ・ソウサ（ポルトガル）が第５シードのＤ・イストミン（ウズベキスタン）と対戦、3-6, 6-3, 4-2とリードした場面で降雨のために試合は中断となるが、後背部を負傷したイストミンが試合から棄権したため、ソウサがベスト８に進出している。

今大会の優勝賞金は７万１９００ユーロ。