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【現地レポート】添田/ルー組は、ロドラ/ジモニッチ組に敗れる

ローランギャロス大会7日目、男子ダブルス2回戦が行われ、添田豪(日本)ルー・イェンスン(台湾)組が、第3シードのマイケル・ロドラ(フランス)/ネナド・ジモニッチ(セルビア)組に挑戦した。

ロドラ/ジモニッチ組は、昨年のローランギャロスとウインブルドンでベスト4に進出した強豪ペア。ロドラはATPダブルスランキング5位、ジモニッチはATPダブルスランキング6位の実力者だ。

第1セット第2ゲームで、6回のデュースの末、ルーがサービスキープするという長いゲームがあったが、第7ゲームまでお互い一度もブレークを許さないまま試合が進んだ。

しかし、添田がサービスの第8ゲーム30−30から試合が動く。左利きのロドラが、バックハンドボレーとショートクロスへのバックハンドパッシングショットを立て続けに決めてブレークに成功した。このブレークを活かし、ロドラ/ジモニッチ組が、6−3で第1セットを先取した。

第2セットでは、第5&第9ゲームで、ルーのサービスゲームをブレークされ、ロドラ/ジモニッチ組が、6−3で第2セットも連取して3回戦進出を決めた。サーブはもちろんポーチをはじめとしたネットプレーは、第3シードの二人の方が格段に精度が高かった。

「第3シードなので、強いというのはわかっていたんですけど、あれだけファーストサーブをきっちりいれられると、リターンをまず返すことから始めないといけなかった。リズムをつかみたかったんですけど、隙がなかったですね」

こう試合を振り返った添田は、シングルス初戦負けとダブルス2回戦という成績の今回のローランギャロスを次のように総括した。

「ん〜、やっぱり悔しい思いの方が強いですけど、ダブルスで1回勝てたことは、まず第1歩を踏み出せたかなと思います。ウインブルドンに向けて、この1歩からさらに1歩という気持ちでやっていきたい」

今後もルーとのダブルスは、続けていく予定だ。

「組みやすいペアだったし、3回戦にも行けるんじゃないかという気持ちにもなれたので、チャンスがあれば、もちろん組んでいきたい」

添田は、来週のITFノッティンガム大会でグラスシーズンをスタートさせ、ATPツアーのクィーンズ(ロンドン)とイーストボーン大会に出場して、ウインブルドンに臨む。

(文・写真/神 仁司)

(2012年6月3日9時44分)

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