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ロンドンオリンピックのテニス競技(イギリス/ロンドン、芝)は大会7日目の3日、女子シングルス準決勝が行われ、第3シードのM・シャラポワ(ロシア)が第14シードのM・キリレンコ(ロシア)に6-2, 6-3のストレートで勝利、メダル確定と同時に金メダル獲得にあと一歩と迫った。
ロシア対決となったこの試合は第1セット、シャラポワが第6ゲーム、第8ゲームでブレークに成功し、36分でセットを先取する。
第2セットは第5ゲームでシャラポワが痛恨のダブルフォルトを犯し、この日初となるブレークを奪ったキリレンコ。だが、第6ゲームでシャラポワがすぐさまブレークバックし、ゲームカウント3−3とする。続く第8ゲームでもブレークに成功したシャラポワは、第9ゲームで自らのサービスゲームをキープし、自身初となるメダル獲得を決めた。
試合を通してキリレンコは凡ミスをわずか5本に抑えたが、6本のサービスエースと35本のウィナーをシャラポワに決められ、1時間29分で敗れた。
2008年北京オリンピックはロシア勢がメダルを独占した。その時、金メダルがE・デメンティエワ(ロシア)、銀メダルがD・サフィーナ(ロシア)、銅メダルがV・ズヴォナレーワ(ロシア)だった。
勝利したシャラポワは「ロシア勢と対戦するのはタフなことだけど、私たちのどちらかが金メダルを狙えることには満足していた。本当にタフな試合になると思っていた。彼女(キリレンコ)にも勝つチャンスがありましたし、彼女は今年のウィンブルドンでベスト8に進出するなど、芝コートで素晴らしい成績を残している。」
また「この大会にオリンピアンとして参加するだけでなく、金メダルを狙えるチャンスがあるなんて信じられない。本当に良い気分です。」
世界ランク3位のシャラポワは金メダル獲得を懸けて、第1シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)に6-1, 6-2のストレートで勝利した第4シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)と対戦する。グランドスラム四大会を全て優勝しているシャラポワとセリーナは、どちらが金メダルを獲得してもゴールデンスラムが達成される。
ゴールデンスラムがかかっていることについて「これまで達成してきたことは素晴らしいこと。夢は大きく育つものですし、大好きな大会に勝ちたいと願うもの。これまで全てのグランドスラムに勝つ幸運に恵まれてきたし、今回は初めてのオリンピック。なので、決勝に進めただけでワクワクしています。」
敗れたキリレンコは「負けるのはいつも辛いことだけど、ポジティブに考えています。まだメダルを獲得するチャンスは残されている。今日のシャラポワは素晴らしいプレーでしたし、ベストを尽くした。」とコメント。
もしシャラポワがセリーナに勝利した場合、世界ランク1位に返り咲くことが決まっている。
敗れたキリレンコは銅メダル獲得に向けて、アザレンカとの3位決定戦に挑む。
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