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男子テニスツアーのマスターズ・シリーズであるロジャーズ・カップ男子(カナダ/トロント、賞金総額264万8700ドル、ハード)は6日に初日を迎え、シングルス1回戦8試合が行われ、B・トミック(オーストラリア)が予選勝者のM・ベレー(ドイツ)を6-3, 3-6, 6-3で、M・バグダティス(キプロス)もC・ベルロク(アルゼンチン)を6-4, 6-3で下し、2回戦進出を決めた。
19歳でオーストラリア期待の星のトミックは、今季開幕戦のブリスベン大会でベスト4、全豪オープンでも4回戦進出を果たすなど好調なスタートを切り6月には自己最高位の27位まで上昇したものの、全仏オープンの2回戦敗退後は、ロンドン五輪の1回戦で錦織圭(日本)に負けるまで6大会連続で初戦敗退するなど、スランプに陥っていた。
現在世界ランク49位のトミックは同131位のベレーに、この日は第2セットこそ奪われたものの、第1、第3セットではブレークをベレーに許さず、1度ずつのブレークに成功し2時間4分で久々の勝利を味わった。
トミックはこれで今季の成績を20勝19敗とした。
2006年の全豪オープンで準優勝を飾り世界ランク8位にまで上り詰めたバグダティスは現在は45位とランキングを下げているものの、この日は同37位のベルロクに第1セットは1度ブレークを許すも2度のブレークに成功し、第2セットは1度もブレークポイントをベルロクに与えず1度ブレークを奪うと1時間37分のストレートで勝利を物にした。
バグダティスは先に行われたロンドン五輪では3回戦で金メダルを獲得したA・マレー(英国)に敗れていたが、この日はサーブが好調でマッチポイントもサービスエースで締めくくっていた。
トミックは第1シードで前年度チャンピオンのN・ジョコビッチ(セルビア)と、バグダティスは第10シードのM・チリッチ(クロアチア)とそれぞれ2回戦を行う。
今大会はシード勢16名が1回戦を免除されているため、2回戦からの登場となっている。第1シードにジョコビッチ、第2シードにマレー、第3シードにJW・ツォンガ(フランス)、第4シードにT・ベルディフ(チェコ共和国)、第5シードにJ・ティプサレビッチ(セルビア)、第6シードにオリンピックで銅メダルを獲得したJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)、第7シードにJ・モナコ(アルゼンチン)、第8シードにJ・アイズナー(アメリカ)と続く。
その他の試合結果は以下の通り。
F・チポッラ(イタリア) ○-× J・ゾップ(エストニア), 6-1, 6-2
M・エブデン(オーストラリア) ○-× P・ポランスキー(カナダ), 0-6, 6-4, 6-3
V・ポスピシル(カナダ) ○-× A・セッピ(イタリア), 4-6, 6-4, 7-6 (8-6)
J・シャーディ(フランス) ○-× D・ヤング(アメリカ), 3-6, 7-6 (7-4), 6-0
V・トロイキ(セルビア) ○-× A・ボゴモロフJR(ロシア), 6-4, 7-6 (7-5)
P・アンジャー(スペイン) ○-× L・ラコ(スロバキア), 6-2, 4-6, 6-2
日本勢からは唯一、錦織が出場しており第13シードでエントリーされているため、2回戦から登場する。2回戦ではS・クエリー(アメリカ)とJ・メルツァー(オーストリア)の勝者と対戦する。
また錦織は、ベルロクとのペアーでダブルスにもエントリーしており、シングルスに先駆けて現地火曜日に1回戦に登場する。その1回戦ではP・ハンリー(オーストラリア)/ N・ジモンイッチ(セルビア)組と対戦する。
今大会の優勝賞金はシングルス52万2550ドル、ダブルス15万5490ドル。
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