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女子テニスツアーのW&Sオープン女子(アメリカ/シンシナティ、賞金総額216万8400ドル、ハード)は14日、シングルス1回戦残り13試合と2回戦4試合が行われ、第3シードのS・ストザー(オーストラリア)がA・メディーナ=ガリゲス(スペイン)を6-3, 6-7 (6-8), 6-4で、第5シードのA・ケルバー(ドイツ)もラッキールーザーのT・バボス(ハンガリー)を3-6, 6-1, 6-2の逆転で下し、順当に3回戦進出を決めた。
ストザーはE・マカロバ(ロシア)とラッキールーザーのA・タチシュビリ(グルジア)の勝者と、ケルバーは第11シードのD・チブルコワ(スロバキア)とA・フラヴァコバ(チェコ共和国)の勝者とそれぞれ3回戦で顔を合わせる。
マカロバはこの日、第15シードのN・ペトロワ(ロシア)と対戦したが、7-6 (10-8), 3-1とリードした所でペトロワが目まいを訴えて棄権を申し込んだため、労せず2回戦へ進んでいた。 タチシュビリはK・ザコパロバ(チェコ共和国)を7-6 (7-5), 7-5で、フラヴァコバは予選を勝ち上がったB・マテック(アメリカ)を6-3, 7-5で下しての勝ち上がり。
その他のシード勢では、敗退する波乱に見舞われた。第16シードのL・サファロバ(チェコ共和国)はY・シュウェドワ(カザフスタン)の前に3-6, 4-6のストレートで敗退、また第8シードのM・バルトリ(フランス)にもシードダウンが降りかかった。それを演出したのは予選勝者のJ・ラーソン(スウェーデン)で、バルトリを6-4, 6-2と1時間23分のストレートで下した。
世界ランク90位のラーソンは同11位のバルトリに対して、第1セットで2度ブレークを許すも3度のブレークを奪い返しセットを先取。第2セットは1度もブレークポイントをバルトリ握らせず、2度のブレークに成功したラーソンはストレート勝利を収めた。バルトリはこの日、13本ものダブルフォルトを犯す乱調ぶりだった。
ラーソンは、第9シードのN・リー(中国)とS・シルステア(ルーマニア)の勝者と3回戦を行なう。シルステアはY・ウィックマイヤー(ベルギー)を6-7 (6-8), 6-2, 6-3で振り切り、初戦突破を決めた。
この日行われた1回戦の結果は以下の通り。
V・ウィリアムズ(アメリカ) ○-× M・キリレンコ(ロシア) (12), 6-3, 6-7 (5-7), 6-2
E・マカロバ ○-× N・ペトロワ (15), 7-6 (10-8), 3-1, 途中棄権
Y・シュウェドワ ○-× L・サファロバ (16), 6-3, 6-4
A・パブリュチェンコワ(ロシア) (17) ○-× C・スアレス・ナバロ(スペイン), 6-4, 6-0
A・フラヴァコバ ○-× B・マテック, 6-3, 7-5
S・カラタンチェバ(ブルガリア) ○-× K・ベルテンス(オランダ), 6-2, 6-1
R・ビンチ(イタリア) ○-× M・キーズ(アメリカ), 6-3, 6-3
S・スティーブンス(アメリカ) ○-× T・ピロンコバ(ブルガリア), 6-4, 6-1
A・タチシュビリ ○-× K・ザコパロバ, 7-6 (7-5), 7-5
S・アービッドソン(スウェーデン) ○-× T・パスゼック(オーストリア), 6-1, 2-1, 途中棄権
S・シルステア ○-× Y・ウィックマイヤー, 6-7 (6-8), 6-2, 6-3
D・ハンチュコバ(スロバキア) ○-× 鄭潔(中国), 2-6, 7-6 (7-1), 6-3
C・シーパース(南アフリカ) ○-× C・マーケイル(アメリカ), 3-6, 6-3, 3-0, 途中棄権
この日行われた2回戦の結果は以下の通り。
S・ウィリアムズ(アメリカ) (2) ○-× E・ダニリドー(ギリシア), 6-3, 6-4
S・ストザー (3) ○-× A・メディーナ=ガリゲス, 6-3, 6-7 (6-8), 6-4
A・ケルバー (5) ○-× T・バボス, 3-6, 6-1, 6-2
J・ラーソン ○-× M・バルトリ (8), 6-4, 6-2
今大会の優勝賞金は38万5000ドル。
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