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男子テニスツアーのウィンストン・セーラム・オープン(アメリカ/ウィンストン・セーラム、賞金総額55万3125ドル、ハード)は日曜日に初日を迎え、シングルス1回戦6試合を行い添田豪(日本)が登場したものの、主催者推薦のR・ハリソン(アメリカ)の前に3-6, 5-7のストレートで敗れ、全米オープンへの調整に当てた今大会だったが1試合しか試合をする事が出来ずに敗退した。
世界ランク55位の添田は、同61位で地元アメリカ期待の20歳のハリソンに、第1セットは1度もブレークを奪えず、逆に1度ブレークを許して先取されてしまう。
第2セットの序盤でこの試合初めてハリソンからブレークを奪い3−0とリードした添田だったが、この日ファーストサーブが46パーセントしか入らないサーブの調子が悪かった添田は、その後にブレークバックを許すと、終盤でこのセット2度目のブレークを奪われ万事休す。第2セットだけで5本のサービスエースを叩き出すなど徐々にサーブの調子を上げたハリソンが、地元の声援を背に1時間24分で勝利を収めた。
添田は来週から行われる今季最後のグランドスラムである全米オープンへ向けての調整大会として今大会へエントリーしていたものの、わずか1試合戦っただけで大会を去る結果となってしまった。
ハリソンは2回戦で第6シードのM・グラノジェルス(スペイン)と対戦する。今大会はシード選手16名全員が1回戦が免除されており、2回戦から登場する。
同じく地元アメリカから主催者推薦で出場した元世界ランク4位で32歳のJ・ブレーク(アメリカ)もA・ラモス(スペイン)を6-4, 6-3のストレートで退け、詰め掛けた地元ファンの声援に勝利で答えた。
2010年に右膝の怪我でツアー離脱を余儀なくされたブレークは、昨年は見事な復活を飾り170位台まで落ちたランキングを60位まで上昇させてシーズンを終わりにした。しかし今季も序盤はリハビリに当てコートに戻ったものの、結果が出せずにいた。
この日ブレークは昨年から好調のラモスから7本のサービスエースを記録するなど、第1サーブでは80パーセントの確率でポイントを獲得するなど、わずか71分の快勝で下し、かつてのプレーを思い出させ、復活をアピールした。
ブレークは2回戦で第5シードのA・ロディック(アメリカ)との地元対決に臨む。元世界ランク1位で今月30歳になるロディック、同世代のブレークとは共に長年アメリカ男子テニス界を牽引して来た戦友。復活を懸けて両者は2回戦で激突する。
この日行われた試合結果は以下の通り。
J・ブレーク ○-× A・ラモス, 6-4, 6-3
R・ハリソン ○-× 添田豪, 6-3, 7-5
S・ダルシス(ベルギー) ○-× X・マリス(ベルギー), 6-3, 6-0
A・ボゴモロフJR(ロシア) ○-× M・ジャジーリ(チュニジア), 6-2, 6-2
D・ゴファン(ベルギー) ○-× N・マウー(フランス), 7-6 (7-3), 6-1
S・ヒラルド(コロンビア) ○-× E・ロジェ=ヴァセラン(フランス), 6-2, 2-6, 6-1
また日本からは伊藤竜馬(日本)も全米オープンへの調整としてエントリーしており、月曜日の1回戦では予選を勝ち上がったB・ベッカー(ドイツ)と対戦する。
今大会の優勝賞金は7万3930ドル。
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