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ガルシア=ロペスが今季19勝19敗とする◇サンクトペテルブルグOP

男子テニスツアーのサンクトペテルブルグ・オープン(ロシア/サンクトペテルブルグ、賞金総額41万850ドル、インドアハード)は17日から開幕し、シングルス1回戦3試合が行われ、この日シード選手で唯一試合に登場した第7シードのG・ガルシア=ロペス(スペイン)が主催者推薦のE・ドンスコイ(ロシア)を2-6, 6-4, 6-3の逆転で下し、順当に2回戦へ駒を進めた。

世界ランク68位のガルシア=ロペスは同ランク121位のドンスコイに、第1セットは1度ブレークを奪うも3度のブレークを許し、このセットを先取されてしまう。

第2セットも先にブレークしたのはドンスコイで、序盤リードに成功した。しかし、経験豊富なガルシア=ロペスはブレークバックに成功すると、その後このセット2度目ブレークを奪い、1セットオールへと追い付いた。

勝敗を決める第3セットでは、更に調子を上げたガルシア=ロペスがこのセットで1度もブレークポイントさえドンスコイに与えず、1度ブレークを奪うと2時間12分の逆転で勝利。今大会4回目の出場で初めて初戦敗退を逃れた。

29歳のガルシア=ロペスは昨年2月に自己最高位の23位を記録していたが、今季はややリズムを崩していた。1月のオークランド大会、4月のカサブランカ大会でベスト8入り、7月のシュトゥットガルト大会で今季唯一のベスト4入りを果たしていたが、この日の勝利で今季の成績を19勝19敗とした。

ガルシア=ロペスは今季4度目のベスト8進出をかけて、2回戦でP・ロレンジ(イタリア)と予選を勝ち上がったS・エルギンの勝者と対戦する。

その他の試合では、R・ラム(アメリカ)M・バッヒンガー(ドイツ)を6-4, 6-4で、F・チポッラ(イタリア)が予選勝者のA・ヴァシレフスキを7-6 (7-4), 7-6 (8-6)と、いずれもストレートで下し2回戦へ進んだ。

世界ランク98位のラムは、同ランク111位のバッヒンガーに対し第1セットは1度もブレークを許さず、1度ブレークに成功して先取。第2セットは1度ブレークされるも2度のブレークを奪い、1時間27分のストレートで勝利を手にした。

2010年今大会に初出場して以来のラムは、その時は予選から勝ち上がって2回戦進出を果たしていた。昨年の8月に自己最高位の85位を記録していたバッヒンガーは、7月のウマグ大会以来となるツアー本戦での勝利を飾る事は出来なかった。

今大会に初出場の同ランク81位のチポッラは、同ランク785位のヴァシレフスキに、第1セットは1度ずつのブレーク、第2セットも2度ずつのブレークも奪い、いずれもタイブレークへと突入する接戦を強いられた。

しかし、そのタイブレークを第1セットでは7−4で、第2セットも8−6と辛くも制したチポッラが2時間8分で勝利を飾り、今大会のデビュー戦を白星でスタートさせた。敗れたヴァシレフスキはこれがATPツアーでの初の本戦進出だったが、初勝利とはならなかった。

2回戦でラムは第1シードのM・ヨージニ(ロシア)V・ポスピシル(カナダ)の勝者と、チポッラは第5シードのL・ラコ(スロバキア)G・ゼミヤ(スロベニア)の勝者と対戦する。

この日行われた試合結果は以下通り。

G・ガルシア=ロペス (7) ○-× E・ドンスコイ, 2-6, 6-4, 6-3
F・チポッラ ○-× A・ヴァシレフスキ, 7-6 (7-4), 7-6 (8-6)
R・ラム ○-× M・バッヒンガー, 6-4, 6-4

今大会の優勝賞金は7万365ドル。

(翻訳/弓削忠則)

(2012年9月18日11時13分)

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