男子テニスツアーのサンクトペテルブルグ・オープン（ロシア/サンクトペテルブルグ、賞金総額４１万８５０ドル、インドアハード）は２１日に準々決勝４試合が行われ、世界ランク２９位で第１シードのＭ・ヨージニ（ロシア）が第７シードのＧ・ガルシア=ロペス（スペイン）を6-4, 0-6, 6-3のフルセットで退け準決勝進出を果たすなど、ベスト４が出揃った。
今年３０歳になったヨージニは２００４年に優勝、２００２年と２０１０年では準優勝を果たすなど、本大会との相性が非常によく、今日の勝利で今大会での勝利記録を３０勝９敗に伸ばすこととなった。
世界ランキング２９位のヨージニは今季すでにザグレブオープン（クロアチア）でタイトルを獲得しており、今季２度目のタイトル獲得にむけて、準決勝で第３シードのＭ・クリザン（スロバキア）と対戦する。
２３歳のクリザンは、チャレンジャー大会では４回の優勝を飾り、ツアー大会でも７月のキッツビューフェルで自身初の４強入りを果たす。全米オープンではＪＷ・ツォンガ（フランス）を倒して、グランドスラム初の４回戦進出を果たすなど目覚しい活躍を見せており、今季１１７位でスタートした世界ランクも、自己最高位の４５位へ上昇させている。
世界ランク９３位のＤ・ヒメノ=トラバー（スペイン）もこの日Ｆ・チポッラ（イタリア）を6-2, 7-5で退け、２０１０年６月以来となるツアー大会での準決勝進出を決めた。
ヒメノ=トラバーは自身初となるツアー大会での決勝進出にむけて、第４シードのＦ・フォニュイーニ（イタリア）と対戦する。２人の過去の対戦は過去３度あり、２勝１敗でフォニュイーニがリードしている。
この日行われた試合結果は以下の通り。
Ｍ・ヨージニ (1) ○-× Ｇ・ガルシア=ロペス (7) 6-4,0-6,6-3
Ｍ・クリザン (3) ○-× Ｒ・ベランキス（リトアニア） 6-3,6-2
Ｆ・フォニュイーニ (4) ○-× Ｒ・バウティスタ=アグ（スペイン） 6-4,7-6(1)
Ｄ・ヒメノ=トラバー（スペイン） ○-× Ｆ・チポッラ（イタリア）6-2,7-5
今大会の優勝賞金は７万３６５ドル。
(翻訳/大木茂敬)
（2012年9月22日16時11分）
