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モンフィス「もうちょっと時間が必要」◇タイ・オープン

男子テニスツアーのタイ・オープン(タイ/バンコク、賞金総額55万1000ドル、インドアハード)は26日、シングルス1回戦残り3試合と2回戦2試合が行われ、G・モンフィス(フランス)が予選勝者のK・アンダーソン(南アフリカ)を6-4, 2-6, 7-5のフルセットで、I・カルロビッチ(クロアチア)M・マトセビッチ(オーストラリア)を6-3, 6-4のストレートで退けて2回戦進出を決めた。

世界ランク45位のモンフィスは、膝の怪我から約4ヶ月のツアー離脱を余儀なくされて、先週祖国フランスで行われたメッツ大会から復帰を果たしベスト4進出するなど、復活をアピールしていた。

この日のモンフィスも第1セットは両者1度ずつブレークを奪い合う。そして、ゲームカウント5−4でリードしていたモンフィスが2度目のブレークをアンダーソンから奪い、このセットを先取。第2セットは1度もブレークを許さなかったアンダーソンが2度のブレークをモンフィスから奪うと勝敗の行方は第3セットへ。

第3セットでは両者1度ずつのブレークから接戦となり、ゲームカウント6−5のアンダーソンのサービスゲームでは、強いプレッシャーをかけたモンフィスが2度目のブレークを奪い、2時間25分の接戦を制して2回戦へ駒を進めた。

勝ったモンフィスは「最高のプレーが出来たわけじゃないけど、勝つためには十分なプレーだった。今はそれが必要。ベストのレベルに戻って自信を持つには、もうちょっと時間が必要だね。」と、ベストの状態には戻っていないと感じているようだった。

208cmの長身から繰り出すビッグサーブが武器のカルロビッチは、第1セットでこの試合唯一のブレークを奪われるも、2度のブレークを奪い返し第1セットを先取する。第2セットでは1度もブレークピンチに直面する事なく、マトセビッチから1度ブレークに成功すると73分のストレートで勝利を飾り、対戦成績を2勝1敗とした。

モンフィスは第6シードのV・トロイキ(セルビア)と、カルロビッチは第3シードのM・ラオニチ(カナダ)と2回戦で対戦する。

一方、もう1試合行われた2回戦でも第7シードのJ・ニエミネン(フィンランド)P・ペッツシュナー(ドイツ)を7-6 (7-1), 6-2のストレートで倒し、順当にベスト8進出を決めた。

準々決勝でニエミネンは第3シードのラオニチとカルロビッチの勝者と顔を合わせる。

この日行われた試合結果は以下の通り。

【1回戦】
G・モンフィス ○-× K・アンダーソン, 6-4, 2-6, 7-5
添田豪(日本) ○-× D・ウドムチョク(タイ), 6-4, 7-5
I・カルロビッチ ○-× M・マトセビッチ, 6-3, 6-4

【2回戦】
J・ティプサレビッチ(セルビア) (1) ○-× 守屋宏紀(日本), 6-4, 6-4
J・ニエミネン (7) ○-× P・ペッツシュナー, 7-6 (7-1), 6-2

今大会の優勝賞金は9万9465ドル。

(翻訳/弓削忠則)

(2012年9月27日11時36分)

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