女子テニスツアーのチャイナ・オープン女子（中国/北京、賞金総額４８２万８０５０ドル、ハード）は大会６日目の４日、シングルス３回戦残り４試合が行われ、第２シードのＭ・シャラポワ（ロシア）は予選を勝ち上がったＰ・エルコグ（スロベニア）を6-0, 6-2のストレートで下し、ベスト８進出を果たした。
シャラポワは、危なげ無い勝ち上がりを見せた。第１セットはエルコグに１度もブレークポイントを握らせずエルコグのサービスゲーム全てをブレークし、１ゲームも与えず先取。第２セットはこの試合唯一のブレークを許したシャラポワだったが、３度のブレークに成功し７４分の快勝で準々決勝へ駒を進めた。
「１回戦は長い試合だったけど、２回戦と今日の試合は良い試合が出来た。出だしはかなり好調だったけど、第２セットはちょっと緊張してしまった。第１セットを先取して第２セットも先にブレークしてリードしている状況で、簡単なミスを犯してしまった。急に彼女（エルコグ）も調子を上げて来たけど、そんな反撃される場面でもなるべく早い段階で流れを取り戻す事が大切。」とシャラポワは冷静に試合の流れを分析していた。
シャラポワは第５シードのＡ・ケルバー（ドイツ）と準々決勝で顔を合わせる。
ケルバーはこの日、元世界ランク１位で第１０シードのＣ・ウォズニアキ（デンマーク）を6-1, 2-6, 6-4のフルセットで退けての勝ち上がり。
この日行われた試合結果は以下の通り。
Ｖ・アザレンカ（ベラルーシ） (1) ○-× Ｅ・ヴェスニナ（ロシア）, 6-3, 6-3
Ｍ・シャラポワ (2) ○-× Ｐ・エルコグ, 6-0, 6-2
Ａ・ケルバー (5) ○-× Ｃ・ウォズニアキ (10), 6-1, 2-6, 6-4
Ｎ・リー（中国） (7) ○-× Ｓ・ポン（中国）, 4-6, 6-2, 7-6 (7-3)
今大会の優勝賞金は８４万８０００ドル。
(翻訳/弓削忠則)
（2012年10月5日11時05分）
