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奈良が初戦敗退、上位シード勢に波乱◇HPジャパン・オープン

女子テニスツアーのHPジャパン・オープン(日本/大阪、賞金総額22万ドル、ハード)は9日、シングルス1回戦残り9試合が行われ、日本勢として最後の1回戦に登場した主催者推薦の奈良くるみ(日本)だったが、予選を勝ち上がったY・ジョウの前に5-7, 4-6のストレートで敗れ初戦突破とは行かなかった。

第1セットを接戦の末に失った奈良は、第2セットでは一気にゲームカウント0−4とジョウにリードを許してしまう。しかしそこから反撃に出た奈良だったが、4−5からのジョウのサービング・フォー・ザ・マッチでもブレークポイント握りながらも取り切れず、逆転劇を披露する事無く1時間46分で敗退する結果となった。

同世代の両者はこれまでもツアー下部での対戦があり、奈良の2勝0敗だったが、この日はジョウがこれまでとは違う展開のプレーを試み、奈良はそれに対応する事が出来ずにジョウに初めて敗退した。

世界ランク228位のジョウはこれがWTAツアー本戦での初勝利だった。2回戦では第8シードのL・ロブソン(英国)と対戦する。

今季後半から好調を続ける第8シードのL・ロブソンはE・ダニリドー(ギリシア)を6-4, 6-2と危なげ無いプレーで倒し、全米オープンから今大会までの3大会で11勝3敗と衰えの知らない勢いを継続していた。

「彼女(ダニリドー)はいつもやりずらい相手。今日も彼女は良いテニスをしていた。厳しい試合になると言う気持ちで臨んでいたし、彼女も良い戦いを見せていた。大切な場面で自分の方がちょっと良いプレーが出来たんだと思う。この大会が今季最後の大会になる予定なので、良いプレーを続けてトップ50入りでシーズンを終えたい。」

そう語るロブソンは、第1セットは3度握られたブレークポイントを切り抜けると1度ブレークに成功しそのセットを先取。第2セットは1度ブレークを許したものの、3度のブレークをダニリドーから奪い1時間35分のストレートで勝利を飾った。

ロブソンは今季は134位でシーズンをスタートしたものの、7月のイタリアはパレルモ大会で自身初のツアー4強入りを果たすと、全米オープンでは4回戦進出、その後の中国は広州大会では自身初の決勝進出を果たし、惜しくも準優勝だったが、現在は自己最高位の56位を更新中で、トップ50入り目前にいる。

この日は上位シード勢に明暗が分かれた。第2シードの鄭潔がMJ・マルチネス=サンチェス(スペイン)を4-6, 7-5, 6-4の逆転で下し初戦突破を果たしたものの、2010年の全仏オープン覇者で第4シードのF・スキアボーネ(イタリア)は右手首を負傷し、途中棄権を強いられ大会を後にした。

世界ランク24位の鄭潔は同ランク154位のマルチネス=サンチェスに第1セットを先取されると、第2セットも2−5とリードされ初戦敗退目前まで追い込まれた。しかし諦めを知らない鄭潔は、そこから5ゲームを連取してセットオールへと追い付いた。

勢いそのままに第3セットの第1ゲームでも先にブレークをマルチネス=サンチェスから奪ってリードした鄭潔だったが、その後ブレークバックを許しゲームカウント4−4からの第9ゲームで再びブレークに成功した鄭潔は続くサービング・フォー・ザ・マッチをしっかり決めて2時間43分で2回戦進出を果たした。

スキアボーネは予選を勝ち上がったO・プチコワと対戦していたが、4-6, 1-2とリードされた場面で途中棄権を申し入れた。思わぬ形で勝利が転がり込んだプチコワは、7月のアジェルバイジャン大会、全米オープンに次ぐ今季3大会目のツアー本戦での勝利を飾った。

鄭潔はP・パルメンティエ(フランス)と、プチコワは日本勢で唯一勝ち残っている土居美咲(日本)と準々決勝進出を懸けて2回戦で戦う。

また2010年の今大会のチャンピオンで主催者推薦で出場のT・タナスガーン(タイ)も第5シードのY・シュウェドワ(カザフスタン)を6-3, 6-2のストレートで下す金星を飾った。

世界ランク133位のタナスガーンは同ランク28位のシュウェドワに第1セットは1度もブレークポイントさえ与えないサービスゲームを展開し、シュウェドワから1度ブレークに成功するとそのセットを先取する。

第2セットでも1度訪れたブレークピンチを切り抜けたタナスガーンは、2度のブレークをシュウェドワから奪うと75分の快勝で退け、今大会との相性の良さを証明した。これで両者の対戦成績は2勝2敗の五分になった。

この日行われた試合結果は以下の通り。

鄭潔 (2) ○-× MJ・マルチネス=サンチェス, 4-6, 7-5, 6-4
O・プチコワ ○-× F・スキアボーネ (4), 6-4, 2-1, 途中棄権
T・タナスガーン ○-× Y・シュウェドワ (5), 6-3, 6-2
A・メディーナ=ガリゲス(スペイン) (6) ○-× C・ジョルジ(イタリア), 3-6, 6-2, 6-2
C・シーパース(南アフリカ) (7) ○-× A・グラッチ(アメリカ), 6-4, 6-1
L・ロブソン (8) ○-× E・ダニリドー, 6-4, 6-2
M・ルチッチ(クロアチア) ○-× L・クムクーム(タイ), 4-6, 6-3, 6-4
V・ラッツァーノ(フランス) ○-× N・ルアングナム(タイ), 6-3, 6-3
Y・ジョウ ○-× 奈良くるみ, 7-5, 6-4

またこの日行われたダブルス1回戦では第4シードのクルム伊達公子(日本)/ H・ワトソン(英国)組がE・ボウチャード/ グラッチ組を6-3, 6-2で、藤原里華(日本)/ V・ウォンテーンチャイ組が土居美咲/ 澤柳璃子(日本)組を6-3, 6-4で下してベスト8進出を決めた。

クルム伊達/ ワトソン組は青山修子(日本)/ M・モウルトン=レヴィ組と主催者推薦で出場の奈良/ 瀬間詠里花(日本)組の勝者と、藤原/ ウォンテーンチャイ組は第2シードの鄭潔/ メディーナ=ガリゲス組とC・デラクア(オーストラリア)/ シーパース組の勝者と準々決勝で対戦する。

今大会の優勝賞金はシングルス3万7000ドル、ダブルス1万1000ドル。

(翻訳/弓削忠則)

(2012年10月10日12時11分)

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