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大会初日にシード勢が敗れる◇BGLルクセンブルグ・オープン

女子テニスツアーのBGLルクセンブルグ・オープン(ルクセンブルグ/ ルクセンブルグ、賞金総額22万ドル、ハード)は大会初日の15日、シングルス1回戦4試合を行い、第7シードのT・パスゼック(オーストリア)、第8シードのC・スアレス・ナバロ(スペイン)が初戦で敗れる波乱の幕開けとなった。

世界ランク47位のL・フラデカ(チェコ共和国)は、同ランク27位のパスゼックを6-3, 7-6 (10-8)のストレートで退けた。フラデカは第1セットで1度ブレークを許したが、2度のブレークをパスゼックから奪うと、このセットを先取した。

第2セットでは息を吹き返したパスゼックにゲームカウント3−5とリードされる。その後ゲームカウント4−5で2度、その後のタイブレークでも1度と3度のセットポイントをパスゼックに握われたものの、フラデカはそれを跳ね除けると、マッチポイントではこの試合10度目のサービスエースで決めて1時間51分のストレートで初戦突破を決めた。

両者は過去1度対戦していたが、それも2年前の今大会の予選で、その時もフラデカに軍配が上がっていた。パスゼックはまたしてもフラデカの前に敗退を喫してしまった。

また、第8シードのスアレス・ナバロからシードダウンを演出したのはM・リバリコワ(スロバキア)で、7-6 (7-2), 6-4のストレートで下した。

第1セットはゲームカウント5−4とリードしたスアレス・ナバロがサービング・フォー・ザ・セットを迎えたが、そこでリバリコワにブレークバックされてしまい、タイブレークへと持ち込んだ。

そのタイブレークを終始リードして制したリバリコワは、続く第2セットでも2度のブレークをスアレス・ナバロに奪われたが、3度のブレークに成功し、1時間49分のストレートで金星を飾った。

フラデカはB・ザーロバ・ストリツォバと予選を勝ち上がったA・ベック(ドイツ)の勝者と、リバリコワはL・ドミンゲス=リノ(スペイン)と予選を勝ち上がったT・マレックの勝者とそれぞれ2回戦で対戦する。

残りの試合では、第9シードのM・バーテル(ドイツ)が主催者推薦のM・ミネッラ(ルクセンブルグ)を7-5, 6-0で、M・ニクルスク(ルーマニア)R・オプランディ(スイス)を7-6 (7-4), 6-1と、いずれもストレートで下して初戦を勝利で飾った。

バーテルはV・ウィリアムズ(アメリカ)と主催者推薦のB・ベンチッチの勝者と、ニクルスクは第2シードのJ・ジョルジュとS・ソレル=エスピノーサ(スペイン)の勝者と2回戦を行う。バーテルは第4シードでエントリーしていたY・ウィックマイヤー(ベルギー)が膝の怪我で急遽欠場を申し入れたため、第9シードに繰り上がっていた。

この日行われた試合結果は以下の通り。

L・フラデカ ○-× T・パスゼック (7), 6-3, 7-6 (10-8)
M・リバリコワ ○-× C・スアレス・ナバロ (8), 7-6 (7-2), 6-4
M・バーテル (9) ○-× M・ミネッラ, 7-5, 6-0
M・ニクルスク ○-× R・オプランディ, 7-6 (7-4), 6-1

今大会の優勝賞金は3万7000ドル。

(翻訳/弓削忠則)

(2012年10月16日9時20分)

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