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男子テニスツアーのバレンシア・オープン(スペイン/バレンシア、賞金総額142万4850ユーロ、インドアハード)は21日から始まり、シングルス1回戦1試合が行われ、第7シードのM・チリッチ(クロアチア)がM・クリザン(スロバキア)を1-6, 6-0, 6-3の逆転で下して初戦突破を果たした。
世界ランク14位のチリッチは同ランク30位のクリザンに、第1セットでは5度握ったブレークポイントを1度も成功させる事が出来ず、逆に2度のブレークを許しあっさりそのセットを先取されてしまう。
しかし第2セットに入るとリズムを掴んだチリッチが圧倒。クリザンのサーブではわずか6ポイントしか許さず3回行われたサービスゲーム全てをブレークするなど、1ゲームも与えず圧倒。勝敗の行方は第3セットへ。
その第3セットも勢いが衰えないチリッチは、1度ブレークを奪われたものの2度のブレークをクリザンから奪うと、1時間47分の逆転で勝利。順当に2回戦進出を決めた。
2回戦でチリッチは、F・ベルダスコ(スペイン)と主催者推薦で出場のT・ロブレド(スペイン)の勝者と対戦する。
また今大会には主催者推薦で、2003年の全仏オープン覇者でその年の全米オープンでも準優勝を飾り世界ランク1位へ上り詰めたJ・C・フェレーロ(スペイン)がエントリーしている。
32歳のフェレーロは、祖国スペインで地元の今大会を最後で引退を表明しており、今季は7月のクロアチアはウマグ大会まで11大会と2月のデビスカップに出場。5勝11敗とし、現在は161位へランキングを下げている。
2003年の今大会のチャンピオンでもあるフェレーロは、シングルスではキャリア15勝を飾り、18大会で準優勝を飾るなど14年のプロテニス人生で、スペイン男子テニス界を牽引してきた。2000年、2004年のデビスカップではスペイン優勝にも貢献していた。
フェレーロは1回戦で、第6シードで同じスペイン出身のN・アルマグロ(スペイン)と対戦する。また今大会シングルスで第1シードのD・フェレール(スペイン)とのペアーでダブルスにもエントリーしており、C・ベルロク(アルゼンチン)/ A・ドルゴポロフ(ウクライナ)組と1回戦で戦う。
また同じく主催者推薦で出場しているのが元世界ランク1位のL・ヒューイット(オーストラリア)で、1回戦で第4シードのJ・モナコ(アルゼンチン)と対戦する。
今大会の上位シード選手は、第1シードにフェレール、第2シードにJW・ツォンガ(フランス)、第3シードにJ・ティプサレビッチ(セルビア)、第4シードにモナコと続く。
今大会の優勝賞金は34万2850ユーロ。
(翻訳/弓削忠則)
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