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男子テニスツアーのスイス・インドア(スイス/バーゼル、賞金総額193万4300ユーロ、インドアハード)は、22日に初日を迎え、シングルス1回戦4試合を行い、第3シードのR・ガスケ(フランス)がR・ハース(オランダ)に4-6, 6-3, 6-2の逆転で下し、辛くも勝利を飾り初戦突破を果たした。
世界ランク13位のガスケは同49位のハースに、第1セットで1度ブレークを許し、このセットを先取されてしまう苦しい立ち上がりを強いられた。しかし第2セットに入り1度もブレークポイントをハースに与えないサービスゲームを展開したガスケが、ハースから1度ブレークを奪うとセットオールへと追い付いた。
勝敗を決める第3セットではゲームカウント1−1の第3ゲームで先にブレークを決めたのはガスケだった。リードを奪ったガスケは徐々にギアを上げ、その後もハースにブレークチャンスを与えず、ゲームカウント4−2でも2度目のブレークに成功すると、続くサービング・フォー・ザ・マッチをしっかりキープして1時間43分の逆転で勝利をものにした。
ガスケは今季獲得ポイント上位8選手しか出場できないツアー最終戦へのポイントレースで現在11位におり、残された2枚の切符を争っている。最終戦出場には、今大会含め残る2大会では上位進出が必須となるガスケは、2回戦でG・ガルシア=ロペス(スペイン)と主催者推薦のM・キウディネッリ(スイス)の勝者と準々決勝進出をかけて戦う。
残りの試合では予選を勝ち上がったL・クボット(ポーランド)がL・ラコ(スロバキア)を6-4, 6-4のストレートで、J・ベネトー(フランス)が予選勝者のA・クズネツォフ(ロシア)を4-6, 6-3, 6-3の逆転で下して2回戦へ駒を進めた。
世界ランク67位のクボットは同52位のラコに対し、各セットで1度ブレークを許したものの、2度のブレークを奪い返すと、1時間23分のストレートで勝利。予選から通して4試合連続で勝利を飾った。
一方、同37位のベネトーは同73位のクズネツォフに第1セットを奪われてしまったが、第2セットでは1度もブレークを許さず1度ブレークをクズネツォフから奪い試合を振り出しに戻した。
第3セットではレベルを上げたベネトーが1度もブレークポイントをクズネツォフに許さず、2度のブレークを奪うと1時間44分の逆転でクズネツォフを退け2回戦へ進んだ。
クボットは第5シードのA・セッピ(イタリア)とB・パイユ(フランス)の勝者と、ベネトーは主催者推薦で出場のH・ラークソネンと同じく主催者推薦のP・H・マチュー(フランス)の勝者と、それぞれ2回戦を行う。
この日行われた試合結果は以下の通り。
R・フェデラー(スイス) (1) ○-× B・ベッカー(ドイツ), 7-5, 6-3
R・ガスケ (3) ○-× R・ハース, 4-6, 6-3, 6-2
L・クボット ○-× L・ラコ, 6-4, 6-4
J・ベネトー ○-× A・クズネツォフ, 4-6, 6-3, 6-3
今大会の優勝賞金は33万7900ユーロ。
(翻訳/弓削忠則)
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