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男子テニスツアーのスイス・インドア(スイス/バーゼル、賞金総額193万4300ユーロ、インドアハード)は24日、シングルス1回戦残り4試合と2回戦3試合が行われ、2回戦では地元の大会で6度目の優勝を狙う第1シードのR・フェデラー(スイス)がT・ベルッチ(ブラジル)を6-3, 6-7 (6-8), 7-5の辛勝で下しベスト8進出を決めた。
2時間3分の接戦を強いられたフェデラーは「彼(ベルッチ)はとても良い選手で、サーブも良いしベースラインからのストロークも力強く正確なショットを放っていた。とても接戦になったけど、こうして勝つことができて嬉しい。」
また「サービスゲームで何度もピンチに立たされた。上位選手との対戦では更にプレーの質を上げられる選手。」と、ベルッチのプレーを称賛していた。
「今日はリターンに苦しんでしまった。それでも自分のサーブでは頭を使ったプレーができた。彼は左利きだったから、それはいつもの試合とは違ったし、本当にリターンは問題だったけど、もうちょっと良いプレーができたんじゃないかと思ってしまった。」
と自身のプレーに課題を残したフェデラーは、準々決勝でB・パイユ(フランス)と予選を勝ち上がったL・クボット(ポーランド)の勝者と対戦する。
残りの2回戦では第3シードのR・ガスケ(フランス)が地元から主催者推薦のM・キウディネッリ(スイス)を6-1, 6-4のストレートで下し、G・ディミトロフ(ブルガリア)がJ・ベネトー(フランス)との接戦を7-6 (7-5), 6-7 (1-7), 7-6 (7-3)で制して準々決勝へ駒を進めた。
ガスケは8本のサービスエースを記録するなど、試合を通して1度もキウディネッリにブレークポイントを握らせず、第1セットで2度、第2セットでも1度ブレークに成功し65分の快勝で8強入りを果たした。
一方、ディミトロフとベネトーは全てのセットがタイブレークへもつれる接戦となった。勝敗を決める第3セットのタイブレークでは、この日18本のサービスエールを叩き出したディミトロフがポイントを重ね、2時間52分の接戦に終止符を打った。
ガスケは第6シードのM・ヨージニ(ロシア)とM・エブデン(オーストラリア)の勝者と、ディミトロフはN・ダビデンコ(ロシア)と主催者推薦P・H・マチュー(フランス)の勝者とベスト4入りをかけて準々決勝で顔を合わせる。
また、この日行われた1回戦では、第2シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)がA・ファリャ(コロンビア)を6-4, 6-1で下したものの、第5シードのA・セッピ(イタリア)と第7シードのF・マイヤー(ドイツ)が初戦で敗退する波乱に見舞われた。
先週、オーストリアはウィーン大会で今季3度目の優勝を飾ったデル=ポトロはその好調を維持し、この日唯一のブレークを第1セットで許したが、第1セットで2度、第2セットでも3度のブレークに成功すると1時間25分のストレートでファリャを下した。
シードダウンを演出したのはB・パイユとM・マトセビッチ(オーストラリア)で、パイユはセッピを4-6, 6-2, 6-3の逆転で、マトセビッチはマイヤーを6-2, 6-3のストレートで倒した。
デル=ポトロはB・ベーカーと、パイユはクボットと、マトセビッチはK・アンダーソン(南アフリカ)とそれぞれ2回戦を戦う。
この日行われた試合結果は以下の通り。
【1回戦】
J・M・デル=ポトロ (2) ○-× A・ファリャ, 6-4, 6-1
B・パイユ ○-× A・セッピ (5), 4-6, 6-2, 6-3
M・マトセビッチ ○-× F・マイヤー (7), 6-2, 6-3
P・H・マチュー ○-× H・ラークソネン, 6-2, 7-5
【2回戦】
R・フェデラー (1) ○-× T・ベルッチ, 6-3, 6-7 (6-8), 7-5
R・ガスケ (3) ○-× M・キウディネッリ, 6-1, 6-4
G・ディミトロフ ○-× J・ベネトー, 7-6 (7-5), 6-7 (1-7), 7-6 (7-3)
今大会の優勝賞金は33万7900ユーロ。
(翻訳/弓削忠則)
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