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男子テニスツアーの最終戦であるATPワールド・ツアー・ファイナル(イギリス/ロンドン、賞金総額550万ドル、インドアハード)は大会5日目の9日、ダブルスの予選ラウンドロビンのグループB2試合が行われ、第5シードのM・ブパティ(インド)/R・ボパンナ(インド)組が、今大会のディフェンディングチャンピオンで第2シードのM・ミルニ(ベラルーシ)ー/D・ネスター(カナダ)組を7-6(7-5), 6-7(5-7), [10-5]で下し、予選ラウンドロビンを2勝1敗で決勝トーナメント進出を決めた。
今大会両ペア予選ラウンドの成績を1勝1敗とし、ともに勝利すれば準決勝進出が決まるなかで迎えた予選第3試合。
第1セットは両ペアあわせて8度のブレークポイントを握るも、互いに決めきることができず、サービスキープのまま試合はタイブレークへ。ミルニー/ネスター組が4−1でリードするも、ブパティのロブでのウィナーからインドペアが巻き返しをみせ、3−5から4ポイントを連取し、第1セットを46分で先取する。
第2セットも両ペア一度もブレークを許さず、試合は再びタイブレークへ。ブパティ/ボパンナ組がタイブレークで4−1とリードしこのまま試合を決めるかと思われたが、続く7ポイント中6ポイントをミルニー/ネスター組に奪われ、試合は10ポイント先取のスーパータイブレークへ。
スーパータイブレークでも4−4までは均衡した展開となったが、ここからの7ポイント中6ポイントを今度はブパティ/ボパンナ組が奪い、10−5でマッチ・タイブレークを制すると、1時間54分に及ぶ熱戦に勝利した。
ブパティ/ボパンナ組は今シーズン、ペアとして最高の成績を残しており、先週のBNPパリバ・マスターズ大会での優勝に続き、このツアー最終戦でも準決勝進出を果たすこととなった。ブパティ個人としては、今大会過去4度(1997、1999−2000/L・パエス(インド)、2010/M・ミルニ)決勝に進出しているが、優勝は果たせておらず、新たなペアで初優勝を目指す。
敗れたミルニー/ネスター組はこの敗戦で、今大会準決勝進出の道が閉ざされたが、今年度の通算成績を42勝18敗とし、全仏オープンを含むツアー大会優勝4度のほか、6度の決勝進出を果たすなど輝かしい成績を残している。
予選ラウンドロビンもう1試合は、第4シードのR・リンドステッド(スウェーデン)/ H・テカウ(ルーマニア)組が、今年度のウィンブルドンチャンピオンである第8シードのJ・マレイ(英国)/ F・ニールセン(デンマーク)組を、6-3, 7-5 で下した。
第1セットはリンドステッド/テカウ組がマレイ/ニールセン組から第3ゲームと第9ゲームでブレークを奪い、ゲームカウント6−3と31分で先取する。
第2セット、マレイ/ニールセン組はリンドステッドのサーブを破りゲームカウント3−1とリードする。しかし、ここから3ゲームをリンドステッド/テカウ組が連取し、このセットもタイブレークに行くかと思われた第12ゲーム、リンドステッド/テカウ組が再びブレークに成功しゲームカウント7−5でこのセットも連取。1時間18分で今大会初勝利を飾った。
マレイ/ニールセン組は敗れたもののこれで今大会の通算成績を2勝1敗としており、準決勝進出を果たしている。なおその2勝は、ともに相手ペアにマッチポイントを握られてからの逆転による勝利であった。
リンドステッド/テカウ組は今季ツアー大会で7度決勝に進出し、そのうち4度優勝を果たしており、これで今季の通算成績を44勝21敗としたが、このペアでの2度目となる今大会へ挑戦はこれで終わりを迎えた。
この日行われた試合の結果は以下の通り。
【シングルス】
≪グループA≫
N・ジョコビッチ(セルビア) (1) ○-× T・ベルディフ(チェコ共和国) (5), 6-2, 7-6 (8-6)
A・マレー(英国) (3) ○-× JW・ツォンガ(フランス) (7), 6-2, 7-6 (7-3)
【ダブルス】
≪グループB≫
M・ブパティ/ R・ボパンナ (5) ○-× M・ミルニー/ D・ネスター (2), 7-6 (7-5), 6-7 (5-7), 10-5
R・リンドステッド/ H・テカウ (4) ○-×J・マレイ/ F・ニールセン 6-3, 7-5
(翻訳/大木茂敬)
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