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男子テニスツアーの下部大会最終戦であるATPチャレンジャー・ツアー・ファイナルは２７日に開幕し、第１シードのＴ・ベルッチ（ブラジル）が第７シードのＧ・ペラ（アルゼンチン）に6-4, 6-7 (5-7), 5-7の逆転で敗れ、初戦を黒星となるスタートとなった。

今大会は８選手を２グループに分けラウンドロビンを行い、各グループの上位２選手の４選手が決勝トーナメントの準決勝へと進出し優勝を争う。

世界ランク３３位のベルッチは第１セットで１度ブレークに成功し、セットを先取する。

第２セットは両者１度ブレークを奪い合い、タイブレークへ突入する。そのタイブレークをペラが制し、勝負の行方は第３セットへ。

第３セット、ベルッチは１度ブレークするも、ペラに２度のブレークを許し、２時間５３分でゲームセットとなった。

今大会で最も世界ランキングが高いベルッチは、今季BNPパリバ・オープン男子で４回戦まで勝ち進み、Ｒ・フェデラー（スイス）から１セットを奪い健闘した。またモンテカルロ・マスターズでは、今季最多となるツアー７勝を記録したＤ・フェレール（スペイン）を下す金星をあげ、クレディ・アグリコル・スイス・オープンでは世界ランク９位でシーズンを終えたＪ・ティプサレビッチ（セルビア）を下し優勝を果たしていた。

その他の試合では、第２シードのＰ・ロレンジ（イタリア）が第８シードのＧ・エリアスに7-5, 6-2、第３シードのＶ・ハネスク（ルーマニア）が第５シードのA・ベデネ（スロベニア）に7-6 (7-5), 7-6 (7-5)、第６シードのＡ・ウングル（ルーマニア）が第４シードのＲ・ラミレス=イダルゴ（スペイン）に6-4, 4-6, 6-2でそれぞれ勝利した。