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テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は、大会8日目の21日に男子シングルス4回戦を行い、第2シードのR・フェデラー(スイス)が第13シードのM・ラオニチ(カナダ)を6-4, 7-6 (7-4), 6-2のストレートで下し、準々決勝進出を決めた。
【フェデラー vs. ラオニチ】
フェデラーはサービスが好調で、サービスゲームではわずか12ポイントしか落とさずに勝利を決めた。またウィナーは34本を数えた一方で、凡ミスはわずか12本だった。
ナイトセッションを振り返ってフェデラーは「いい夜になったよ。やりたいプレーに集中したらうまくいった。彼(ラオニチ)のリターンがどう来るかなど考える前に、自分のサービスに集中したんだ。それが功を奏したよ。」と話した。
「試合が進むにつれてどんどん調子が上がっていった。まぁ、これはよくあることだけどね。」
また31歳のフェデラーは「コート上では気分よくテニスができた。動きもよかったし、予測も反応もよかった。これがリターンに反映されたね。第3セットでは特にリターンが好調だった。」と話した。
「いいテニスができた。戦術的なプレーができたし、サービスゲームではテンポよくポイントが取れた。」
ラオニチはビッグサーブで知られており、フェデラー戦では時速230kmを記録したサーブもあった。それについてフェデラーは「少し予測をして、サービスを感じるようにするんだ。」と攻略法を話している。
「今日のプレーには本当に満足している。」
一方、敗れたラオニチは左足に炎症を抱えていた。ラオニチは「簡単に言うと、試合の1時間から45分前まではプレーできるかさえ微妙だった。だから急いでMRIをかけたんだ。歩くのさえ大変だった。でも試合をしていい、となったので麻酔をかけてプレーしたのさ。」と説明している。
【マレー vs. シモン】
また第3シードのA・マレー(英国)は第14シードのG・シモン(フランス)を6-3, 6-1, 6-3で下し、順当にベスト8入りした。
試合後、シモンは「痛みの伴う1時間半だった。」と振り返った。「昨日はただバイクを20分こいで、ストレッチとマッサージをし、冷たいお風呂に入って、できる限りのことをやったんだ。でも2日前にマラソンマッチをしていたから回復は難しかった。」シモンは3回戦でG・モンフィス(フランス)と4時間43分のロングマッチを演じていた。
マレーは試合後、試合中に心はすでに次の準々決勝にあったことを認めた。「試合をできるだけ早く終わらせ、次の試合に備えようとしていた。通常はコートの自分側の方で起きていることに集中するものだけど、今日は明らかに彼(シモン)の動きは悪かった。最初の数ゲームが過ぎた後、彼のサービスがそれほど強力ではなく、フォアハンドサイドの動きにも問題があることに気づいた。」
「両方の選手にとってタフな状況だったかって?今日は彼にとってタフだったと思うよ。」
「試合の序盤で難しい試合にはならないと感じた。四大大会でこの辺りまで勝ち上がると、ギアを上げて、タフな試合を覚悟するもの。だから今日は逆に拍子抜けしてしまってよいテニスができなかった。プレッシャーを感じる必要は必ずしもないけど、試合はできる限り早く終えたいもの。」
「彼は3回戦でタフな試合をこなしていたから、今日は動けていなかった。」
マレーは準々決勝でJ・シャーディ(フランス)と対戦する。シモンは同胞のシャーディについて「ジェレミー(シャーディ)はとても攻撃的で、サービスも強力。フォアハンドもいいから、どこからでもウィナーを奪える。だから準々決勝は試合の序盤に注目だね。もしジェレミーが第1セットを奪うことができれば、勝つチャンスはあると思うよ。」と展望を語っている。
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