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期待の錦織圭、怪我なく勝ち進めるか◇BNPパリバ・オープン男子

男子テニスツアーのデルレイビーチ国際テニス選手権で、第4シードで出場した錦織圭(日本)。しかし、1回戦でI・カルロビッチ(クロアチア)と対戦するも、左脇腹の痛みを理由に棄権を申し入れたため、初戦で姿を消す事となった。

棄権について錦織は、自身の公式ブログで「この大会はプロ1勝目をあげてる場でもあったので、本当に無念です。」と、悔しさをにじませていた。

2008年のデルレイビーチ国際テニス選手権で、予選から勝ち上がった錦織は、決勝で元世界ランク4位のJ・ブレイク(アメリカ)にフルセットで勝利し、ツアー初優勝を飾っていた。

今週、錦織はBNPパリバ・オープン男子に出場を予定している。錦織は「ゆっくり調整していきます。」と、コメントしている。

これまで錦織は、BNPパリバ・オープン男子に4度出場しており、初出場した2008年は予選2試合を勝ち抜き、1回戦でM・チリッチ(クロアチア)にストレートで敗れていた。続く2009年は本戦ストレートインするも、初戦でI・リュビチッチ(クロアチア)に敗れた。

右肘の怪我から復帰後となった2011年は、I・アンドレエフ(ロシア)にフルセットで敗れてしまう。この時、もし初戦突破を果たすと、2回戦でR・フェデラー(スイス)と対戦していた。

そして、昨年は全豪オープンでグランドスラム自身初となるベスト8進出後、第17シードで出場するも、2回戦でS・ヒラルド(コロンビア)にストレートで敗れた。昨年はR・フェデラーがJ・アイズナー(アメリカ)を下し、優勝を飾っていた。

今年に入り錦織は、ブリスベン国際男子に出場し4強入りを果たすも、準決勝のA・マレー(英国)戦で左膝の負傷により途中棄権を申し入れていた。その後、エキシビション大会であるクーヨン・クラシックに出場、元世界ランク12位のP・H・マチュー(フランス)に勝利し、膝の不安を感じさせないプレーを披露した。

また、昨年8強入りを果たした全豪オープンでは、4回戦でD・フェレール(スペイン)に敗れ、2年連続のベスト8進出を逃してしまった。

その後、アメリカ国際インドアテニス選手権に第5シードで出場した錦織は、準々決勝で第1シードのチリッチに完璧なプレーを披露し、ストレートで下した。以降、好調を維持した錦織は、結果的に大会を通して1セットも落とさずにツアー3勝目を飾った。


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(2013年3月4日13時45分)

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