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男子テニスツアーのマスターズ大会であるBNLイタリア国際男子(イタリア/ローマ、レッドクレー)はベスト8が出揃うも、準々決勝を前にシード勢の早期敗退が相次いだ。
日本のエースである錦織圭(日本)は第16シードで出場し、1回戦でベテランのP・ロレンジ(イタリア)に快勝し2回戦へ駒を進めた。しかし、2回戦では過去2度対戦し1勝1敗としていたノーシードのJ・シャーディ(フランス)にストレートで敗れ、3回戦進出とはならなかった。
錦織は、先週行われたムチュア・マドリッド・オープン男子3回戦で、元世界ランク1位のR・フェデラー(スイス)を破る大金星をあげるなどの活躍をみせていたが、シャーディ戦では先週のようなプレーを披露する事が出来なかった。昨年のこの時期、錦織は左腹斜筋(脇腹)の肉離れのため、今大会とその後に行われた全仏オープンも欠場していた。
錦織に勝利したシャーディは、今年の全豪オープンでJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)らを下し、グランドスラムで自身初となるベスト8進出を果たしていた。
一方、その他のシード勢では、第3シードのA・マレー(英国)は3回戦でM・グラノジェルス(スペイン)と対戦するも、腰の痛みにより途中棄権を余儀なくされた。試合後、マレーは「左の腰さ。どう対処するか計画を練る必要がある。今夜トレーナーと話し合って、どんな治療を今後するか考えるよ。数日の休養をとって、どんな状況になるかをみる必要がある。」と、5月26日から開幕する全仏オープンへの出場が黄信号である事を明かした。
また、第7シードのデル=ポトロ、第8シードのJW・ツォンガ(フランス)、第9シードのR・ガスケ(フランス)、第11シードのM・チリッチ(クロアチア)、第12シードのN・アルマグロ(スペイン)、第13シードのT・ハース(ドイツ)、第14シードのM・ラオニチ(カナダ)、先週のムチュア・マドリッド・オープン男子で準優勝を飾った第15シードのS・ワウリンカ(スイス)らが、準々決勝を前に姿を消した。
波乱が続く中、今大会2008・2011年と2度の優勝を飾っている世界ランク1位で第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)、大会初優勝を狙う第2シードのフェデラー、第4シードのD・フェレール(スペイン)、そして大会6度の優勝を誇るR・ナダル(スペイン)らの活躍に注目が集まる。
昨年は、ナダルが決勝でジョコビッチを破り大会6度の優勝を飾り、その後に行われた全仏オープンへ勢いをつけていた。
【BNLイタリア国際男子 歴代優勝者(2000年以降を抜粋)】
・2012年 R・ナダル
・2011年 N・ジョコビッチ
・2010年 R・ナダル
・2009年 R・ナダル
・2008年 N・ジョコビッチ
・2007年 R・ナダル
・2006年 R・ナダル
・2005年 R・ナダル
・2004年 C・モーヤ(スペイン)
・2003年 F・マンティヤ(スペイン)
・2002年 A・アガシ(アメリカ)
・2001年 J・C・フェレーロ(スペイン)
・2000年 M・ノーマン
《BNLイタリア国際 男女ドロー表》
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