女子テニスのグランドスラムである全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー）は６日、シングルス準決勝戦２試合が行われ、ディフェンディング・チャンピオンとして出場している第２シードのＭ・シャラポワ（ロシア）が第３シードのＶ・アザレンカ（ベラルーシ）との元女王対決を6-1, 2-6, 6-4のフルセットで制し、大会２連覇へ王手をかけた。
シャラポワは「第１セットはとても良いプレーが出来たの。でも第２セットのゲームカウント２−２から簡単なミスを犯してしまったし、的確なショットを打てなかったの。」と、第２セットを振り返った。
「彼女（アザレンカ）にもっとプレッシャーをかけるべきだったわ。彼女のような選手と対戦している時は、そんなチャンスを与えてはいけなかった。だってしっかりチャンスを生かせる選手だし、とても自信を持っている選手だから。」
「それでも攻撃的なプレーに徹したの。このまま終わるなんて考えず、ただ変なミスをしないように努力したの。自分の勝ち方は、攻撃的で、パワーを使って、前へ進んで積極的なテニスをする事なの。ここ数年で良くなっているかは分からないけど、最高のプレーをしている時により安定したプレーをしていれば、より良い結果を得られるの。マッチポイントを握りながらもそれを何度か生かせられなかったけど、最後にはしっかりサービスゲームをキープして試合を終わらせられて嬉しいわ。」と、５度目のマッチポイントを決めて勝利を飾れた事に喜びを感じていた。
加えて「去年は素晴らしいシーズンを送れたわ。もちろんディフェンディング・チャンオンとして大会に戻って来る事は特別な思い。そしてこうしてまた決勝へ進めたの。本当に最高の気分よ。最後の試合もベストのプレーが出来る事を願うわ。」
そして試合後にカメラに向かって“サンキュー”とサインした事に対して、誰へのメッセージかと聞かれたシャラポワは、「もちろんファンの皆さんへ。今日は本当に素晴らしい応援をもらったわ。カメラにそう書いたのは、それを全てのファンに見せてくれるから。」と、世界中のファンに向けて感謝の気持を表していた。
シャラポワは２連覇を懸けて第１シードのＳ・ウィリアムズ（アメリカ）と決勝戦で対戦する。セリーナはこの日、第５シードのＳ・エラーニ（イタリア）を6-0, 6-1の快勝で倒しての勝ち上がり。
《全仏オープン２０１３ 男女対戦表》
《全仏オープン２０１２ 男女対戦表》
《全仏オープン２０１１ 男女対戦表》
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この日行われた試合結果は以下の通り。
○Ｓ・ウィリアムズ(1) vs. ●Ｓ・エラーニ(5), 6-0, 6-1
○Ｍ・シャラポワ(2) vs. ●Ｖ・アザレンカ(3), 6-1, 2-6, 6-4
（2013年6月7日11時40分）
