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ナダル、初の1回戦敗退「最悪のプレーをして、相手が良ければ負ける」<ウィンブルドン>

テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は24日、男子シングルス1回戦が行われ、第5シードで元世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)は世界ランク135位のS・ダルシス(ベルギー)に6-7 (4-7), 6-7 (8-10), 4-6のストレートで敗れる大波乱に見舞われ、初戦で姿を消した。2001年にプロへ転向したナダルがグランドスラムの1回戦で敗れるのは初のこととなった。

これまでのグランドスラムで12のタイトルを獲得しているナダル。ウィンブルドンでは2008・2010年に優勝しており、今年は大会3度目の優勝と同時に、グランドスラム13度目のタイトル獲得を狙っていた。

この試合、ナダルはダルシスに13本のサービスエースと53本ものウィナーを決められた。また、ナダルは自身のサービスゲームでダルシスに3度のブレークを許し、2時間55分で初戦敗退となった。

試合後、ナダルは「最悪のプレーをして、相手が良ければ負ける。スポーツだから、それは当然のことだよ。とにかく、素晴らしいプレーをしたダルシスを祝福するよ。」と、コメントした。

膝の怪我により約7カ月間の戦線離脱を余儀なくされたナダルは、今年2月にVTRオープンで復帰を果たした。そして、7大会で優勝を飾るなど好調を維持しており、全仏オープンでは前人未到8度目の優勝と2度目の大会4連覇を達成していた。

膝の状態については「今日のような試合で膝のことを言えば言い訳になるから、話したくないよ。」と、ナダル。

ナダルは、昨年のウィンブルドン2回戦でも当時世界ランク100位だったL・ロソル(チェコ共和国)にフルセットで敗れる大波乱に見舞われており、2年連続の早期敗退となった。

今大会でシード勢が順当に勝ち進んだ場合、ナダルは準々決勝で大会連覇を狙う第3シードのR・フェデラー(スイス)と対戦する可能性があった。ナダルとフェデラーは、2006・2007・2008年のウィンブルドン決勝でも対戦しており、2006・2007年はフェデラー、2008年はナダルが優勝を飾った。

大金星をあげた29歳のダルシスは、2008年5月に自己最高世界ランクの44位を記録しており、これまでツアーで2度の優勝を飾っている。

ダルシスは2回戦で、L・クボット(ポーランド)と対戦する。

《ウィンブルドン 男女対戦表》


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(2013年6月25日5時30分)

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