テニスのグランドスラムであるウィンブルドン（イギリス/ロンドン、芝）は２９日、男子シングルス３回戦が行われ、Ｆ・ベルダスコ（スペイン）がＥ・ガルビス（ラトビア）とのノーシード対決を6-2, 6-4, 6-4のストレートで制し、大会４度目となるベスト１６進出を果たした。
この試合、ベルダスコはファーストサーブが入った時に８１パーセントの高い確率でポイントを獲得、さらにガルビスのサービスゲームを４度ブレークし、１時間４５分で勝利した。ベルダスコはガルビスに１度もブレークを許さない安定したサービスゲームを展開した。
２９歳のベルダスコは、２００９年の全豪オープンでＡ・マレー（英国）、ＪＷ・ツォンガ（フランス）ら強敵を次々と下し、準決勝でＲ・ナダル（スペイン）に敗れるも激闘を繰り広げた。今年に入り元世界ランク７位のベルダスコは早期敗退が続いた事が影響し、現在は５４位にまで落としているが、今大会ではＸ・マリス（ベルギー）と第３１シードのＪ・ベネトー（フランス）、ガルビスを破り復活の兆しをみせている。
ベルダスコは４回戦で、第２２シードのＪ・モナコ（アルゼンチン）とＫ・ド=シェッパー（フランス）の勝者と対戦する。
一方、敗れたガルビスは２回戦で第６シードのＪＷ・ツォンガに途中棄権により、思わぬ形で３回戦進出を決めていた。
今年ガルビスは、予選から出場したデルレイビーチ国際テニス選手権でツアー３度目の優勝を飾った。ガルビスの自己最高ランクは、２０１１年に記録した２１位である。
《ウィンブルドン 男女対戦表》
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（2013年6月29日21時37分）
