男子テニスツアーのホール・オブ・フェーム・テニス選手権（アメリカ/ニューポート、芝）は１４日にシングルス決勝を行い、第４シードのＬ・ヒューイット（オーストラリア）がノーシードのＮ・マウー（フランス）に7-5, 5-7, 3-6の逆転で敗れ、２０１０年６月以来となるタイトル獲得とはならなかった。
この試合ヒューイットはファーストセットを先取するも、試合を通してファーストサーブの確率が４４パーセントとサーブに苦しみ、５度のブレークを許し、敗退を喫した。
また前日の雨天の影響でダブルヘッダーを強いられ、翌朝に延期となったシングルス準決勝では、ヒューイットは第２シードのＪ・アイズナー（アメリカ）に5-7, 6-2, 6-4の逆転で勝利し、決勝進出を果たしていた。
ヒューイットとアイズナーは昨年の同大会決勝で顔を合わせており、アイズナーがヒューイットをストレートで下し大会２連覇を果たしていた。しかし今年はヒューイットが昨年の雪辱を晴らし、アイズナーの大会３連覇を阻止したが、続く決勝でマウーに敗れ２年連続準優勝に終わった。
ヒューイットは「がっかりしている。」と話しこう続けた。
「もし、１日休みを取って決勝を戦ったなら、違う内容になっていただろう。全てにおいて良い１週間だった。それ以上のことはない。厳しいドローになっていたよ。今朝の準決勝ではその対価を支払ったのさ。」とコメントし、準決勝での接戦が決勝でのパフォーマンスに影響したことを語った。
■関連記事■
《３２歳ベテランのヒューイットが同胞対決制す＜ホール・オブ・フェーム・テニス選手権＞》
《ヒューイットがベテラン対決制し４強、昨年の雪辱戦へ＜ホール・オブ・フェーム・テニス選手権＞》
《ビッグサーバー対決で３７本のサービスエース＜ホール・オブ・フェーム・テニス選手権＞》
《世界１０位破り完全復活のヒューイット「自分はまだ戦える」＜ウィンブルドン＞》
《元王者ヒューイットは予選勝者に敗れる＜ウィンブルドン＞》
■関連動画■
《フェデラーが語った、ウィンブルドンで学んだこと！ATP男子ツアーマガジンVol.177（２/２）》
《ロディックが「ビッグサーブ」の秘訣を語る！ロペスvsシモンの決勝戦！ATP男子ツアーマガジン Vol.177（１/２）》
この日行われた試合は以下の通り。
●Ｌ・ヒューイット(4) vs. ○Ｎ・マウー, 7-5, 5-7, 3-6
●Ｊ・アイズナー(2) vs. ○Ｌ・ヒューイット(4), 7-5, 2-6, 4-6
●Ｍ・ラッセル（アメリカ） vs. ○Ｎ・マウー, 2-6, 2-6
○Ｔ・スミチェク（アメリカ）/Ｒ・ウィリアムズ（アメリカ） vs. ●Ｉ・カルロビッチ（クロアチア）/Ｄ・シャラン, 7-6, 6-7, 10-8
○Ｎ・マウー(2)/Ｅ・ロジェ=ヴァセラン（フランス）(2) vs. ●Ｍ・デモライナー(4)/Ａ・サー（ブラジル）(4), 6-4, 7-6
（2013年7月15日15時05分）
