岐阜メモリアルセンターにて開催されている全日本学生テニス選手権大会(通称:インカレ)は26日に男子シングルス決勝が行われた。
男子シングルスで決勝に駒を進めてきたのは、第1シードの
田川翔太(日本)と第2シードの
遠藤豪(日本)。どちらも早稲田の4年生で、普段からよく練習しているためお互いの手の内は知り尽くしている。
その2人の決勝戦、田川翔太が先に遠藤豪のサーブをブレークし2−0とリードするも、すぐに遠藤豪がブレークバックし2−2。それからはお互いのサービスキープが続き4−4となるが、ここで再び田川翔太がブレークに成功し、第1セットは6−4で田川。
そして第2セット、勢いに乗った田川翔太が得意の強烈フォアでプレッシャーをかけ4−0と一方的にリードを広げる。しかし、「守ってばかりだけでは押し込まれるので、こちらからもネットに出るなどしてプレッシャーをかけていこう。」と気持ちを切り替えた遠藤豪。それが田川翔太の焦りを誘い、ここから遠藤豪が5ゲーム連取。5−4アップでセットポイントを握る。
だが「逆転されて弱気になりましたが、どうせなら自分のプレーをしようと開き直りました。」という田川翔太。再び強烈なサーブで相手を崩しオープンコートにフォアを打ち込むという得意パターンが決まり出し、3ゲームを連取して7−5で遠藤豪を振り切り優勝。
「優勝できて感動で泣きそうになりました。」と言う田川翔太。2年生の時から3年連続でのインカレ・シングルス優勝となったが、3連覇は神和住純、現在の早稲田の監督・土橋登志久(4連覇)に続き男子としては3人目の快挙だ。
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