男子テニスのグランドスラムである全米オープン（アメリカ/ニューヨーク、ハード）は大会４日目の２９日にシングルス２回戦が行われ、２０１０年のチャンピオンで第２シードのＲ・ナダル（スペイン）がアーサーアッシュ・スタジアムのナイトマッチに登場し、予選を勝ち上がったＲ・デュトラ・シルバ（ブラジル）を6-2, 6-1, 6-0で一蹴し、順当に３回戦へ駒を進めた。
「安定したサーブが打てたと思う。スロースタートだったけど、試合が進むにつれてどんどんプレーのレベルを上げる事が出来た。もっと積極的なプレーをしようと思う。」とナダルは試合を振り返っていた。
ナダルは今大会に入る前にモントリオールとシンシナティの２度のマスターズ１０００大会で優勝を飾っていた。
「モントリオールでもシンシナティでも良いサーブを打てていた。だからあまりブレークもされなかった。だから大切な事は、普段通りのサーブを打つ事で自信に繋がるし、そうする事でポイントも有利に進められるからね。」と、このところ好調のサーブについて好感触を持っていた。
３回戦でナダルはＮ・ダビデンコ（ロシア）を6-1, 6-4, 6-4のストレートで退けたＩ・ドディグ（クロアチア）と対戦する。ナダルとドディグはこれまで１勝１敗と分け合っており、前回対戦した２０１１年のモントリオールではドディグがファイナルセットのタイブレークの接戦の末に勝利を飾っている。
ナダルは「前回のモントリオールの対戦は良い思い出ではない。接戦の末に敗れてしまったんだ。彼（ドディグ）はとても危険な選手でとても攻撃的。勝利にはとても良いプレーをする必要があるし、そう出来るように努力するのみ。」と、ドディグとの試合に気を引き締めていた。
《全米オープン 対戦表》
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（2013年8月30日19時20分）
